ケーキはとてもおいしいですが、大型スーパーなどで売っているアメリカのケーキを見て気持ち悪いと感じたことはありませんか?
緑や紫のジャムなどで飾り付けられ、味もとても甘く日本人の口には合いません。しかし中国のケーキはアメリカの比ではないのです。
中国のケーキの上に載っている気色悪いもの
日本のケーキは日本に合ったもの
外国のケーキはカラフルでまるで虹(彩虹:cǎihóng)のようです。
比べて日本のケーキは、単色もしくは白にもう一色といった程度でしょう。見た目の仕上がりが細やかで、味もお上品なのです。
中国のケーキはどうなのでしょうか?
アメリカに負けじとカラフルなのもありますし、味に個性を感じるものもあります。
ケーキにのっている生クリームは生クリームのように見えるだけの白い個体です。気温が上がっても溶けることはありません。生クリームはコストが高いですし、長持ちしないので使わないのです。
中国ケーキの特徴は数え上げればキリがありませんが、何よりも日本人が驚くのはそのトッピングです。
中国のケーキにのっている気色悪いもの
中国のケーキ職人がケーキを作るときの考え方は、「どうすれば儲かるか」これ一点です。味で勝負とか、見栄えで勝負等の感覚はありません。
コスト削減のためケーキの魂ともいえる生クリームを使わないだけでなく、同じくケーキには欠かせないイチゴ(草莓:cǎoméi)をのせてくれることはありません。コスト高だからです。
何をのせるかというと…
xiǎoxīhóngshì
小西红柿
プチトマト
本来ケーキのイチゴがのるべき場所にのせてあるのはプチトマトです。赤繋がりということなのでしょう。
中国ではどのお店でもケーキにはたいていトマトがのっているのですが、日本人としては食欲がわかないですよね。
サービスでトッピングしてくれるもの
常識を超えるコスト削減で利益を上げようとするところに中国らしさが表れています。
しかし、さほどコストがかからないもので、これをトッピングすれば売り上げが上がるというものであればトッピングしてくれます。
何がよくトッピングされているかというと。。。
ròusōng
肉松
醤油砂糖で味付けた豚肉を繊維状に細かく砕いたもの
この肉松なるもの、日本ではお目にかかれませんが、中国ではあらゆる食材の上に乗っかっています。
この肉松がのっていると中国人はどうも得した気分になるそうです。よって中華料理だけでなく、ケーキの上にものせられてしまいます。
そもそも肉系の味がするものが、生クリームもどきのものと混ざりあうのですから、明らかに気色悪いのですが、なぜか中国人の購買意欲は増すようなので中国人相手の商品としては成り立っているようです。
中国でケーキを食べるには
どうすれば中国でおいしいケーキが食べられるのでしょうか?
一番良いのは自分で作ることでしょう。生クリームは250mlで25元(420円)くらいで中国のスーパーでも売っています。
外でケーキが食べたいのであれば、外資系のホテルのバイキングに行くことになります。外国人シェフが外国人相手に作っているケーキであれば、少々甘さはきついですが、中国のケーキのような吐き気は催しません。
ケーキ一つとっても、日本人が外国で快適な生活を送るのが大変だと分かっていただけるでしょうか。