卓球は中国の国技です。日本卓球の成長により、中国ではまた少し卓球熱が高まりつつあります。
さて中国に次いで卓球が盛んな私たち日本人はどれほど中国の卓球用語が分かるでしょうか?
いくつ分かる?中国語卓球用語
点数の数え方
中国と日本は卓球(乒乓球:pīngpāngqiú)のルールが全く一緒なので、言葉が通じなくても卓球で遊ぶことは可能です。ただ点数の数え方だけは知っておくといいですね。
例えば3対5を中国語では何というでしょうか?
sānbǐwǔ
3比5
点数の数え方は上記のように、中国の数字の読みの真ん中に、比(bǐ)という言葉を入れればいいわけです。
あとは中国数字の数え方、一(yī) 二(èr) 三(sān) 四(sì) 五(wǔ) 六(liù) 七(qī) 八(bā) 九(jiǔ) 十(shí) 十一(shíyī) 十二(shíèr) 十三(shísān)…を覚えておけばいいだけですね。
初級編
点数の数え方さえわかれば試合ができるわけですが、できれば中国卓球用語を覚えたいと思います。次の中国語どんな卓球用語かわかりますか?
fāqiú
1、发球
jiēqiú
2、接球
中国語の发(fā)は日本語の「発」です。球(qiú)が出発するわけですから、发球(fāqiú)は「サーブ」という意味になるわけです。
つづいて接球(jiēqiú)ですが、中国語の接(jiē)には「受け取る」という意味があります。例えば「荷物を受け取る」は接东西(jiēdōngxī)です。接球(jiēqiú)は球を受け取るわけですから「レシーブ」という意味になります。
中級編
続いて中級編です。次の中国語の意味は何でしょう。
qiúpāi
3、球拍
shuāngdǎ
4、双打
duānxiàn
5、端线
球拍(qiúpāi)ですが、カギとなる言葉は拍(pāi)です。これは何かを「はたくもの」という意味があります。例えば「ハエタタキ」のことを中国語で蝇拍(yíngpāi)といいます。球をたたくわけですから球拍(qiúpāi)は「ラケット」という意味ですね。
双打(shuāngdǎ)はイメージしやすいかもしれません。双(shuāng)には二人という意味があります。二人で打つわけですから「ダブルス」という意味になります。
端线(duānxiàn)はそのまま訳すると「端の線」となるわけですが、これは「エンドライン」をさします。ちなみにサイドラインのことは边线(biānxiàn)となるので注意が必要です。
上級編
最後に上級編です。どんな意味か分かりますか?
hǎoqiú
6、好球
nínglā
7、拧拉
好球(hǎoqiú)は中国語で卓球の試合を見ているともっとも耳にする言葉です。そのままでは「好い球」という意味なのですが、どんな意味なのかイメージできますか?
中国語では相手を褒めるとき認めるときに好(hǎo)と言います。つまり好球(hǎoqiú)は「ナイスショット!」という言葉です。
最後に考える拧拉(nínglā)ですが、拧(níng)には「ねじれる、強情に」という意味があります。拉(lā)には「引っ張る」です。
強引に手をねじってボールをひっかける技ですから、拧拉(nínglā)は「チキータ」をさす言葉となるわけです。
中国でもイケメン卓球選手の张继科(zhāngjìkē)がこの「チキータ」の使い手だったので、人気が出た技です。
卓球用語で相手をリスペクト
7問中いくつ分かったでしょうか?
中国人と卓球をするときに相手がいいショットをした時に「好球!」(hǎoqiú)といって褒めると盛り上がることでしょう。
相手の国の言葉を使うことは一つのリスペクトともなります。ぜひ卓球用語をいくつか覚えて中国人と卓球を楽しみたいですね。