中国語で気持ちを明確に伝えるコツ:日本語との違いを徹底解説
日本語・英語・中国語の違い
日本語は、動詞や述語が文の後ろに来ることが多く、しかも文末を曖昧に言うことも多い言語です。
そのため、文末までしっかり言わないと、自分の意思がはっきり相手に伝わらないことがあります。
これに対して、英語や中国語は、主語の次に動詞、その次に述語が来ることが多いので、自分の意思をはっきり伝えやすい言語と言うことができるでしょう。
我要~(私は~したい)という表現
一例をあげてみましょう。
我要~(私は~したい)
これは英語の「I want~」と同じ構造になります。
主語(我)の次に、願望や希望を表す助動詞の「要」が来ますので、「~したい」という明確な意思を伝える文になります。
我要学习中文。
(中国語を勉強したいです)
我要吃巧克力。
(チョコレートが食べたいです)
助動詞「要」のすぐ後ろに、動詞の「学习」(勉強する)や「吃」(食べる)が来ています。
つまり、「~したい」の「~」にあたる動詞です。
動詞の後ろには、目的語(名詞)である「中文」(中国語)や「巧克力」(チョコレート)が来ていますね。
「要+動詞+目的語」で、私が「何を」したいのかがはっきりします。
とてもシンプルな構造文ですが、自分の意思を相手に伝える、という言語の役割はしっかりと果たしているのです。
中国語を使いこなせるようになってくると、このように自分の意思をはっきり相手に示すということに慣れてきます。
何気ないことのようですが、我々日本人には苦手な部分です。
「私は~と思う」という表現
では次に、自分の意見や思いを伝える場合のフレーズを見てみましょう。
我想~、我觉得~(私は~と思う)
(「想」には「要」と同じく(~したい)という意味もあります)
これも頻繁に使うフレーズです。
日本語で「私は~と思う」と言うと、かしこまって自分の意見を言うような感じがしますね。
ごく自然な日本語なら、「たぶん~じゃないかな?」とか「~だと思うけど…」などでしょう。
一方、中国語はそのような曖昧さの少ない言語と言うことができるでしょう。
中国人がはっきりものを言う印象があるのも、中国語がはっきりした言語だからということに起因するのではないでしょうか。
我想你的做法不错。
(あなたのやり方でいいと思う)
「~難しく」ない、という意味の表現
「いい」は「很好」や「不错」になります。「错」は「間違っている」の意味なので、否定形の「不错」は「良い(いい)」になります。
我觉得中文没有英语难。
(中国語は英語ほど難しくないと思う)
「没有」は「無い」の意味になりますが、この場合は比較の否定を表す言葉になります。
「没有」の前にある「中文」(中国語)が、後ろにある「英语」(英語)よりも、「~難しく」ない、という意味を表します。
中国語の意思表示のフレーズに慣れ、旅先や仕事の現場などで、自分の意思をはっきり伝えられるように頑張ってください。
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