日本の餃子のタネと言えばひき肉に白菜(もしくはキャベツ)、そしてニラというのが定番です。
もちろん同じ具材を作った餃子も中国には存在しているのですが、餃子の本場中国に行った日本人には意外と感じるタネが入っているのです。
本場中国の水餃子に入っている意外なもの
中国の餃子は水餃子
もうこれはみんな知っていることですが、中国の餃子は水餃子です。
中国各地に水餃子専門店(水饺店:shuǐjiǎodiàn)がありますが、もちろんキャベツとニラの餃子の一品だけでは勝負にならないので、いろんな種類の水餃子を用意することになります。
水餃子専門店の餃子の中にはどんなものが入っているのでしょうか?
面白い餃子のタネ
白菜(白菜:báicài)だけとか実はダイコン(白萝卜:báiluóbo)だけ何ていう手抜き餃子もあります。
それはそれでおいしいものですが、今日は日本人がこれはおいしい!ぜひ日本でも真似して作りたいと思う餃子のタネを5つ紹介しましょう。
qíncài
1、芹菜
セロリ
lián’ǒu
2、莲藕
蓮根
xiānggū
3、香菇
シイタケ
jiǔcàijīdàn
4、韭菜鸡蛋
ニラ玉
sānxiān
5、三鲜
海老を含む3種タネ
どんなものか簡単に見ていきましょう
セロリ水餃子
芹菜(qíncài)と呼ばれるセロリのみじん切りがメインで入っているという水餃子ですが、期待値を大きく上回るおいしさです。
いろんな種類の水餃子を食べてこのセロリが一番おいしかったと感じる日本人も多いようです。
蓮根水餃子
莲藕(lián’ǒu)は日本でも同じ漢字の蓮根なので見て何の食材か分かりますね。この蓮根の食感が餃子にマッチするのです。
これも一度食べたらもう一度餃子店に行くとまた食べたいという具材です。
シイタケ水餃子
香菇(xiānggū)つまりシイタケは中国水餃子の定番です。中国人が経営している日本の中華料理屋でもメインとはなっていないまでも、おそらくシイタケのみじん切りは必ず入っていることでしょう。
中国では具材のメインがシイタケという水餃子があり、これまた日本人の期待値を上回るおいしさです。
ニラ玉水餃子
韭菜(jiǔcài)はニラ、鸡蛋(jīdàn)はタマゴという意味なので、韭菜鸡蛋(jiǔcàijīdàn)は要は「ニラ玉」です。卵は炒められたものが入っています。
日本人がこのニラ玉水餃子を食べて特別おいしいと感じるわけではありませんが、日本でニラ玉が餃子の具になっているものは見かけないので、ちょっと一度注文してみたい一品です。
海老を含む三種のタネ餃子
三鲜(sānxiān)の「鲜」は魚介類を表す海鲜(hǎixiān)の鲜です。といっても魚介類は海老しか入っていません。
えっ、エビ(虾仁:xiārén)が入っているのおいしそう!というのが日本人の第一感想でしょうが、海老といっても桜エビよりもさらに小さい、仕入れ値の安い小エビです。
後の2つのタネは日本でもメジャーな肉や卵、ニラなどが何種類か入っています。
この餃子の特徴は海鮮の独特の風味が効いて全体的な味がまろやかなことです。これだけが他の餃子とは違った味わい、印象的な餃子なので一度頼んでみてください。
日本で中国餃子を再現
これらの餃子は見てわかる通り、すべて日本にもある材料で作ることができるものばかりです。作り方はネットで簡単に調べることができます。
日本に居ながら中国の水餃子の味を再現してみるのはいかがでしょうか。