上手に中国語を話していても、ある瞬間中国人からあなたは日本人だと見破られることがあります。
日本人だと見破られるのはどんな時なのでしょうか?
中国人がこれは日本人だなと思う話し方
目次
日本語の特徴
他の言語と比べると日本語の特徴というのは、促音(促音:cùyīn)と長音(长音:chángyīn)があることです。
さらに気づいていないのですが、日本人の話し方は文化の影響も受けています。他の人の感情を気遣うことが一番重要だという文化なので、それがどの国の言語を話しているときも口調となって出てくるのです。
これらを踏まえると、日本人が中国語を話すときもどうしてもいくつかの特殊な表現方法を使ってしまうことが分かります。
中国人にこれは日本人だなとバレる瞬間
どんなにきれいな中国語の発音をしても、どんなにきれいに四声をとっても、下記のような思わぬ時に日本人とバレてしまいます。
cíwěi de yīnchángchángyìxiē
1、词尾的音长长一些
語尾を伸ばす
gǎnqíngfēngfù
2、感情丰富
感情を入れる
どうして上記の特徴で日本人とバレてしまうのか分析してみましょう。
語尾を伸ばす
日本人は考えるとき語尾を伸ばす
日本人は知らず知らずに(不知不觉:bùzhībùjué)語尾を伸ばす癖がついています。特に母国語ではない言葉を話すときは、自然と語尾を伸ばしながら話すのです。
例えば「そうなの」という相づちを打つとき日本人と中国人の違いはこうなります。
日本人の場合は、語尾が自然と伸びます。
shìzhèyàng
是这样~
中国人の場合は、語尾は発音し終わると同時に素早く切れます。
shìzhèyàng
是这样。
このように日本人はどんなにきれいな発音をしていても、この語尾を伸ばすという特徴に気づかないことがあるゆえに、「日本人だろ」とバレてしまうというわけです。
次の言葉を探しているとき
特に日本人は次に言う言葉を探しながら話すときに語尾を伸ばす傾向があるようです。
今日買って来てほしいのは卵と~、醤油かな。
これは中国語を話しているときに表れてしまいます。
jīntiānyàomǎi de , jīdànháiyǒu~, jiàngyóu
今天要买的,鸡蛋还有~,酱油。
この还有(háiyǒu)の後の伸ばしこそが中国人からすると、日本人の特徴なのです。
感情が豊か
自分の意見を主張するときなどに感情をそのまま出すという点においては、中国人のほうが日本人より傾向が強いかもしれません。
しかし何ともない会話をするときには、中国人は何の感情も入れないのに比べて、日本人はいちいち感情を入れます。それゆえに中国人から日本人だとバレます。
例えば先ほどの「是这样~」(shìzhèyàng)はなんてことない相づちなのですが、日本人はこの何の意味もない言葉に不自然な感情を込めようとするのです。それゆえ違和感を感じる中国人に日本人とバレます。
発音だけでなく、考え方も中国人に
今回考えてきたように、中国語というのは見事な巻き舌やウムラウト発音などができて、きれいな四声が取れれば中国人のように話せているというわけではありません。
中国人の思考の仕方、反応なども身につけなければ、ちょっとした反応で他国民であることを露呈してしまうのです。
中国人のような中国語を話したいと思うのであれば、こうした気づきにくい点にも注意を払うといいでしょう。