日本で生活していると感じませんが、中国で生活すると「こんな基本的なことも外国では当たり前ではないんだ」と感じることがあります。
今回はこんな日本に住んでいることへの感謝が沸き起こる状況をご紹介したいと思います。
日本と中国の文化の違い!日本では当たり前だけど中国では驚くべきこと
日本がいかに快適か
日本という国はそこに住んでいるとなかなか気づきませんが、本当に住みよい環境が整っています。
よくアメリカの医療費が高いことがメディアで取り上げられていますが、アメリカに住むと低所得者はとても病院にかかれないことが分かります。
日本は医療費そのものもそんなに高くありませんし、国民健康保険に加入してさえいれば、さらに自己負担金は3割で済みます。
安全な飲み物や食べ物も外国で手に入れるのは簡単ではありません。しかし日本では基本的にどの場所で何を買っても、病気になるような危険なものが入っていると心配する必要はありません。安全がある程度確保されているのです。
外国で少しでも生活すると日本がいかに住みやすい場所かわかるでしょう。中国という場所でも同じです。生活のいくつかのシーンで日本は良かったと感じます。
日本では当たり前でも中国では当たり前ではないこと
中国で日本の生活は快適だったんだと感じるどんな状況があるでしょうか。2つほど紹介しましょう。
ménsuǒshùnlìdǎkāi
1、门锁顺利打开
スムーズにドアロックを解除
shuǐwēngānghǎo
2、水温刚好
ちょうどいい温度の水
どういうことか見ていきましょう。
鍵が開いたり開かなかったり
すべての中国の家がそうだというわけではありませんが、中国の家のカギ(钥匙:yàoshi)は簡単に開く日と開かない日があります。
仕事で疲れて帰ってきて、鍵穴にカギを差し込み家に入ろうと思いますが、まさかの自分の家のドアがご機嫌ナナメの時があります。
何度もさしたり抜いたり、差した後上に力を入れたり下に力を入れたり、ノブを掴んでドア全体を上に持ち上げながら回したりと、ご機嫌よく回る位置を探しながら開けることがよくあります。
こうなる原因は日本のカギと比べて、中国のカギは作りがいい加減なのと、取り付け方がいい加減なことにあります。
「カギがあればドアは開く」この当たり前のことが中国ではできないことがよくあるのです。
ちょうどよいお湯が出ない
日本は良かったと感じる別のケースとして、シャワーを浴びるときが挙げられます。
どの国にいても疲れをいやすのは身体を洗うことです。寒い時は少し熱めで、暑い時は少し冷ためと温度調整できるのを当たり前と感じてませんか?その当たり前のことが中国ではなかなかできません。
中国の蛇口(水龙头:shuǐlóngtóu)は日本の銭湯などにもよくあるレバー式になっています。右にひねれば温度が上がり、左にひねれば温度が下がるように一応なっているのです。
温度調節が難しい
しかし中国はガスを使った湯沸かし器(热水器:rèshuǐqì)でお湯を沸かしながらシャワーを浴びる方式なので苦労します。
最初湯沸かし器が点火しやすくするため、一番熱いレバーの位置にひねりお湯を出し始め、少しずつレバーを左にひねり、ちょうどいい温度にしてきます。
しかしちょうどいい温度にしていく途中、湯沸かし器のご機嫌が悪いといきなり止まりお湯を沸かすのをやめてしまいます。
つまりシャワーを浴びているときに「もう少しぬるくしようかな」思ってレバーをひねると、突然身体に冷たい真水がかかり始めることがあります。
中国では、日本に住んでいる人からするとこの当たり前の「季節に合わせたちょうどいい温度のお湯」がなかなか出せないので、日本の温水器や湯沸かし器のすばらしさを中国で実感することとなります。
やはり日本製品は素晴らしい
今回はカギと湯沸かし器というどの家にでもある2つの製品に注目しましたが、上記で触れたように、製品の機能を当たり前のように発揮できる日本製の製品はやっぱり素晴らしいのです。
日本に生活していると感じませんが、ときどき客観的な視点で日本を見ると感謝できますね。