中国人の家に招待された時!知っておきたい注意点

    1. 中国歴史・民族

    中国では日本との文化の違いをいろいろな場面で感じますが、一番感じるのは中国人の家に実際に行ったときでしょう。

    「夕方5時にうちにおいで」と言われます。さてどんな違いを感じるのでしょう。中国人の家に招待されたときあるあるを見てみましょう。

    中国人の家に招待された時!知っておきたい注意点

    中国人の家に招待されたときあるある

    中国人の家に行ったときに日本人が必ず経験する事柄というのがあります。

    一回目はあまりの日本との違いに唖然としますが、二回目からは慣れっこになります。さてどんなことがあるのでしょうか?

    háiméizuòfàn

    1、还没做饭

    ご飯が作られてない

    bǎhěnduōcàibǎizàifànzhuōshàng

    2、把很多菜摆在饭桌上

    机の上に大量の料理が並べられる

    bútàishúxī de qīnqīményězàichǎng

    3、不太熟悉的亲戚们也在场

    よく知らない親族がいる

    shìnèibùshūfu

    4、室内不舒服

    室内が心地よくない

    腹痛を抱えた中国人女性が時計を持っている。

    ご飯が作られてない

    日本人の感覚ですと、夕方5時に来てくださいと言われたら、5時にちょうど出来立ての夕食ができているという感覚です。

    しかし5時ちょうどに友人の中国人の家に行くと、なんにも用意されていないのです。

    「おー来たか、じゃぁ作ろう」が中国人の感覚なのです。お腹を空かせてきたのに、待たされるどころか頼んでもないのに餃子の作り方などをレクチャーしていただけることさえあります。

    だいたい呼ばれてから早くても1時間以上後からやっと食事となります。ひどい時は3,4時間後です。

    しかしお客が来てから料理は作り出すのは中国では当たり前のことなので、もてなされるほうは時間をたっぷり開けておく必要があります。

    食べきれない量のおかず

    なぜ作り始めてから1時間以上、ひどい時は3・4時間も待たされるのでしょうか?2・3品作ったらさあご飯というわけではないからです。

    前菜に大量の餃子、たくさんの肉料理にスープと、それはそれは食べきれない量の料理が作られていきます。中国人にとって、人を家に呼ぶ時は10-20品ほどの料理を机に並べるのが当たり前なのです。

    たくさん作ってくれて嬉しいのですが、結局作られた料理の半分ほどしか食べなかったとなると、日本人の感覚ではどうしてももったいないと感じてしまいます。

    でも郷に入りては郷に従えなので「たくさん作ってたくさん残す」これが中国の方法なのだと受け入れる必要があるでしょう。

    中国の群衆の前のテーブルにたくさんの食べ物が盛られている。

    知らない人がたくさん

    中国人の感覚ですと「せっかくたくさんおいしい料理を作るのだから、みんなで楽しもう」という感覚です。そこで日本人の自分たちを呼ぶだけでなく、町内からなにやらよく知らない親族たちもがやがやとやってきて、一緒にご飯を食べることとなります。

    そして決まって親族たちに「これが日本人の知り合いの〇〇さんだ」とちょっと自慢げに話し出すのです。

    中国人の家に呼ばれたとき、日本人は自分がメイン顧客であると思ってはいけません。実は「おいしい料理を作ったからみんなで食べよう仲間」の一人なのです。

    室内温度

    夏はさすがの中国人でもエアコンをつけているのでよいのですが、問題は冬に家に呼ばれたときです。

    中国も北部地方は暖气(nuǎnqì)と呼ばれる室内暖房があるからいいのですが、南部地方はありません。南部地方の中国人は冬1~10度くらいの寒い気温でも窓を開けっぱなしで、家が寒い状態で過ごします。

    家の中でダウンジャケットを着てご飯を食べるのが当たり前なのです。確かに温かいスープを飲んだ時はおいしいですが、ゆっくり家でくつろぐという雰囲気に日本人はなれません。

    相手が満足することが重要

    このように日本人が中国人の家にもてなされたとき、日本人サイドからするといろいろと気苦労があります。

    しかし中国の習慣にのっとり、到着してから中国人から中国料理のレクチャーを受け、数時間後やっと出来上がった料理を知らない親族と共に料理を食べると、それはそれは中国人が喜ぶのです。

    このように中国に住んでいる日本人が中国人と仲良くなりたいなら、自分が満足するよりも相手が喜んだことを喜べるようにならないといけません。

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