中国での生活において、日本食の味を楽しむことは、多くの日本人にとって重要な慰めとなります。日本人にとってはなにかと不便なことが多い中国である程度幸せに生きるためには、日本で普段食べているものを食べることは欠かせません。
日本食を作る上で現地調達できる食材と現地調達できない食材を見ていきたいと思います。
中国生活の必需品!持参すべき日本食材リスト
目次
現地調達できるもの
ほとんどの食材や調味料は実は中国国内で調達できます。しかも一般の中国人が使っているスーパーで非常にリーズナブルな価格で購入できてしまいます。現地調達できるものを少し列挙してみましょう。
- しょう油 (酱油:jiàngyóu)
ほぼ日本と同じ味です。砂糖と一緒に使えば煮物系は作れます。
- あずき (红豆:hóngdòu)
餅(年糕:niángāo)も売っているのでぜんざいなどの日本の味も楽しめます。
- 昆布(海带:hǎidài)
- 干しシイタケ(干香菇:gānxiānggū)
昆布やシイタケからだしを取って日本の味を出すことは可能です。
日本から持っていったほうがいいもの
上記のような原材料はどの場所にいても調達できるものです。しかし加工品となると日本のようには手に入りません。
では、日本の味を出すために、日本から持っていったほうが良いものを列挙しましょう。
粉末だし 液体だし
日本のいわゆる「だしの素」は中国のスーパーでは購入できません。これは液体と粉末のものを大量に日本から持っていくとよいでしょう。毎回昆布やシイタケからだしを取ることはできないからです。
コンソメスープの素
固形もしくは粉末状のコンソメスープの素も持っていったほうがいいでしょう。コンソメのことを中国語では(清汤:qīngtāng)というのですが、中国で売っているスープの素は日本のものとはかなり違います。
清汤を作るための「中華だしの素」は売っていますが、お湯に溶かすと中華スープになってしまいます。
日本のコンソメスープの味を出したいなら、日本のコンソメの素をもって行ったほうが良いでしょう。
みりん
みりんを中国語で甜料酒(tiánliàojiǔ)と言い、これは「甘い料理酒」という意味になります。
みりんという中国語は存在しますが、中国料理には日本料理のように砂糖と醤油で煮込むという概念がほとんどないために「みりん」は売っていません。
料理酒と砂糖で代用もできますが、日本の味を再現するためにみりんで味付けしたいなら、日本から持っていったほうがいいでしょう。
一味唐辛子
辛いものが多い中国にはありそうですが、売っていないのが一味唐辛子です。
もちろん普通の唐辛子は売っているので、自分で粉末にして使うことができますが、うどんにさっと入れたりできないので、一味唐辛子をもって行くと重宝するでしょう。
日本料理以外で持っていったほうがいいもの
上記は日本料理を作るために必要なものです。ほかにも中国で西洋料理を作るために、以下のものがあると便利です。
粉チーズ
スパゲッティー(意大利面:yìdàlìmiàn)を作った時に必要なのが粉チーズです。スーパーには売ってないので、中国にいながらイタリアンを味わいたいなら必要な一品です。
生クリーム
中国でケーキを作るのは至難の業です。牛乳は売っていますがスーパーに生クリームが売ってないからです。
お金さえあれば調達できるものが
実は上記のものも日系デパートに行けばすべて買いそろえることができます。しかし日本で100~300円で売っている液体ダシも中国なら一本1000円以上します。中国で買いそろえようとすると財布がもたないでしょう。
ぜひ日本で調達できるものは調達したうえで中国に向かいましょう。