アレルギー性鼻炎(过敏性鼻炎:guòmǐnxìng bíyán)の苦しみはなった人でないと分かりません。両鼻が詰まり、口呼吸になるので、夜も熟睡できず、疲れやすくなります。
手術などで、アレルギー性鼻炎を克服した人は鼻で呼吸できることの幸せをかみしめることでしょう。
中国で解消されるアレルギー性鼻炎の不思議
中国の大気汚染
しかし私の知人に手術などしなくてもアレルギー性鼻炎を克服してしまった人がいます。その知人がどのような方法でアレルギー性鼻炎を克服したかというと・・・「中国に行く」ことです。
以前「中国のPM2.5の量は桁違いだ」の記事でもお知らせしたように、中国の大気汚染(大气污染;dàqì wūrǎn)はかなり進んでいます。とくに冬場は数メートル先も見えにくい状況です。
本当に空気はよろしくなく、中国に行く日本人の多くは数年以内に気管支炎を発症し、喘息のような症状を患います。しかしその後数か月もすれば現地に慣れ、普通に生活できるようになるとのこと。
世界的な観点から見ても空気が良くないはずの中国なのに、中国に行くと日本人の多くはアレルギー性鼻炎だけは全く症状が出なくなるようです。なぜなのでしょうか?
アレルギー性鼻炎の原因
アレルギー性鼻炎の原因は人様々です。
いろいろな種類の花粉(花粉:huāfěn)の場合もあればハウスダスト(室内灰尘:shìnèi huīchén)の方もいます。小動物(小动物:xiǎodòngwù)に反応される方もいることでしょう。
いずれにしてもアレルギーが一度発症すると、ムズムズが止まらず、くしゃみを連発し、ティッシュの箱がすぐにカラになってしまいます。
中国に行くとアレルギー性鼻炎がなくなってしまうという事は中国にはこれらのアレルゲン(变应原:biànyìngyuán)となるものがないのでしょうか?
中国にも多いアレルギー性鼻炎
実は中国にもアレルギー性鼻炎の方はいます。しかし絶対数は日本人ほどは多くないようです。
中国にもアレルゲンとなるゴミは溢れていますし、花粉も飛んでいます。ところが日本人でアレルギーに苦しんでいた人は中国に行くと鼻がスースーと通るようになるらしいのです。不思議でたまりありません。
中国でアレルギーが出なくなるのはなぜ?
種類がいっぱいあるため、人それぞれのアレルギーの原因を絞るのは大変ですが、「ある物質への耐久性が身体の限界を超えるために発生する」という事は分かっているようです。
日本人の多くは日本にある何かの物質に反応し、アレルギーを引き起こしているます。その物質が何かは分かりませんが、とにかく中国にはないので、アレルギーが見事に止まるというのが真相のようです。
中国に行っている日本人がよく言うセリフを中国語にすると以下のようになります。
zài zhōngguó méiyǒu fāshēng guòmǐn , háishì huídào rìběn jīchǎng jiù fāshēng guòmǐn
在中国没有发生过敏,还是回到日本机场就发生过敏。
中国ではアレルギーが出なかったのに、日本の空港に着いたとたんアレルギーが出る
中国滞在長ければ長いほど
中国出張している人は中国ではアレルギーが出なかったのに、たまに日本に帰った時にまた鼻をズーズー言わせます。しかし中国への滞在期間が長ければ長いほど、日本に帰った時も鼻炎が発生しにくくなるようです。
上記の記事は中国に行っている多くの日本人の体験談に基づいたものなので、もしかしたら当てはまらない人もいるかも知れません。
なぜ日本人は日本でアレルギー性鼻炎にあれほど苦しむのに中国に行くだけですぐに治ってしまうのかその原因と追究すれば、治療法に新たな光が見出されるかもしれませんね。