中国旅行者必見!日本円をお得に中国元に換金する方法

    1. 中国世界遺産・旅行

    海外に旅行に行く前に、「現地のお金を用意しておきたい」と思う事でしょう。中国元を手に入れたいと思うとき、どうすればいいのでしょうか?

    今回はお得に日本円を中国元に換金する方法を見ていきたいと思います。

    中国旅行者必見!日本円をお得に中国元に換金する方法

    日本の銀行で

    中国元が欲しいというときに誰もが考える方法は日本の銀行に行くという方法かもしれません。

    日本の銀行で中国元に両替してもらうメリットは、必ず本物のお金(真钞:zhēnchāo )であるという点です。見た目もきれいなお金を手にすることができるでしょう。

    ただし手数料(手续费:Shǒuxùfèi)は高く、およそ10%です。つまり5万円分のお金を中国元に変えてもらうだけで、5000円もの手数料を取られてしまいます。

    日本の銀行は手数料が高すぎるので、はじめて海外に行く人以外で、日本の銀行で換金する人はいません。では他の方法を見ていきましょう。

    テーブルの上の中国の紙幣。

    中国空港にあるATMで

    次に考えるのが空港のATMで元を引き出す方法です。中国元が必要なのは中国国内に着いてからで空港には必ずATMがあるので、この方法は有効です。

    どの銀行のATMでも日本で使っているクレジットカード(信用卡:xìnyòngkǎ)を入れて、日本で使っているパスワードを入力すれば、中国元が引き出せます。

    クレジットで買い物したのと同じなので、取引手数料50元(800円)に金利が2%前後かかります。

    もちろん次の引き落としまで借りたお金に金利がかかるので、合計1000円以上の手数料がかかることもありますが、それでも日本の銀行で換金するのと比べるとお得ですが、どの日本の銀行口座を持っているかによって金利が違います。

    楽天銀行などは海外引き落とし時の金利が安い銀行として有名です。

    ※2019年2月現在の情報です。

    利息を抑えたいときの裏技

    クレジット機能で中国元を引き出した後、利息を節約したいときは、引き出した翌日に中国からクレジット会社に電話して「来月の引き落としまで待たないですぐに引き落としてください」と頼めばすぐ引き落としてくれます。ほとんど利息はかかりません。

    この「クレジットカードの機能を使って元を引き出し、翌日引き落としてもらう」が余分な手数料がかからない最もお得な換金方法です。

    中国空港の両替所で

    クレジットカードを持ち合わせてない時、またはクレジットカードでお金が引き出せないときは中国の空港の両替所で日本円を直接人民元に変えてもらう方法があります。

    約5%前後の手数料が取られるのですが、日本の銀行と比べると約半分です。日本円は海外どこででも喜んで換金してくれます。基本的にはただ日本円を差し出すだけで中国元になって戻ってきます。

    途中両替所の人が何か聞いてくる言葉ありますが、「このレートでいいか?」と聞いているだけなので、聞き取れなくても「OK!」と言っておけばいいでしょう。

    空港内の両替所はレートが若干高めです。できれば街中の両替所を利用するほうが良いでしょう。

    中国でドル紙幣をめぐって握手する2人のビジネスマン。

    中国国内の銀行で

    中国国内の銀行窓口に日本円を出して換金してもらうという方法もあります。しかしこの方法は日本の銀行と同じく、あまりレートが良くありません。

    確実に本物のお金を手にできることには間違いありませんが、日本の銀行と同じくらいの手数料を取られます。

    裏ルート-中国の銀行で

    実は中国の銀行でお金をほとんどかけずに日本円を中国元に換金する方法があります。それは中国の銀行の店員に個人的に両替してもらうという方法です。

    少し中国語が話せるなら、中国の銀行の店員(もしくは保安員)にこっそりこう聞いてみましょう。

    nǐ gèrén kě bù kěyǐ bǎ rìyuán huànchéng rénmínbì ? wǒ gěi nǐ 30 kuài。

    你个人可不可以把日元换成人民币? 我给你30块。

    個人的に日本円を人民元に変えてもらえない?30元あげるからさ

    30元(500円)ももらえるなら大喜びです。店員はそのまま銀行の裏に消えていき、その時レート計算で人民元を手数料なしで渡してくれます。もちろんその中から30元をその人に渡しましょう。

    中国生活に慣れている人はこの方法を使います。

    日本円を中国人民元に両替する時のお話をしましょう

    中国四大銀行と言えば、

    zhōng guó gōng shāng yín háng
    中  国  工  商  银 行(中国工商銀行)、

    zhōng guó nóng yè yín háng
    中  国  农 业 银 行(中国農業銀行)、

    zhōng guó yín háng
    中  国 银 行 (中国銀行)、

    zhōng guó jiàn shè yín háng
    中  国 建 设 银  行(中国建設銀行)

    です。もちろんこれら以外にもたくさんの銀行があります。

    通貨の為替レートはそれぞれの銀行によって異なりますし、毎日変動しています。大都市なら、これら大きな銀行以外にも選択肢がたくさんあります。ただし、ネームバリューのある銀行なら、銀行員もきっとよく教育されていて、接客態度もいいはずだと思うのは間違いです。また外国人相手だから、親切な対応をしてくれるということもありません。かえって四大銀行ではない銀行や地方銀行の方が、接客態度がいいことがありますし、為替レートがいい場合があります。現地の人の中には、大手銀行はお役所仕事だという意見もあります。

    さて、いよいよ銀行へ入ってみましょう。中央に案内所があれば、

    Wǒ yào huàn qián
    「 我 要 换  钱。」「両替をしたいんですが」

    と言ってみてください。大きな銀行だと窓口がたくさんあって、両替対応と財テク担当などで分かれています。さらに

    huàn shén me qián
    「换  什 么 钱 ?」(「何を両替するの?」
    と聞かれるかもしれません。

    そんな時は、
    wǒ yào bǎ rì yuán huàn rén mín bì
    「我 要 把 日 元  换 人 民 币。」(「日本円を人民元にしたいんです。」

    と答えましょう。

    shutterstock_161223932

    一度大変驚かされたのは、銀行内で警備に当たっているはずのガードマンがふらっとやってきてこの質問をしたことです。「なぜ警備員に自分が銀行に来た訳を言わなけりゃならないんだろう?」なんて思ってすぐに返答しないでいると、さらに大声で聞かれてしまい、随分困惑してしまいました。

    それで両替をしたいと言うと、

    nǐ yào huàn duō shao qián
    「你 要  换 多  少  钱?」「いくら両替するんだ?」
    と聞かれ、

    wǒ yào bǎ shí wàn rì yuán huàn rén mín bì
    「我 要 把 十  万 日 元  换  人 民 币。」
    「私、日本円で10万円を人民元に両替したいんです。」

    と言うと、今度は「この人は日本の10万円を人民元に換えたいんだってさ。」とありえないほどの大声で窓口に座っている担当者だけでなく、まったく関係のない周囲の一般客にまで伝えられたのでした。

    「ガードマンというのは顧客と顧客の持っているお金の安全を守るために銀行にいるんじゃないの?なんで、そういうことをべらべらと関係のない人に、しかも大きな声で言うの!?」と怒っても、相手はなぜ私が怒っているのか理解できないようでした。

    北京、上海ほどではなくても、それなりの大都市の中心にある銀行でこんな目に遭ってしまったのでかなりショックでしたが、プライバシーが全くないという事はこういう事なのでしょうね。

    特に旅行や留学などで中国にもまだ慣れていない状態で大金を持ったまま、銀行でこんなやり取りをするのは怖いですから、なるべく早く受付カウンターを探して用件を伝えることをおすすめします。

    両替する際には必ずパスポートを持参しましょう

    窓口はガラス越しです。担当者とはカウンター越しにガラスの下側を通して書類やパスポート、金銭をやり取りします。中国はサイン社会なので印鑑はいりません。両替を申請する用紙と、その日のレートに同意して両替をするという書類にサインをします。

    担当者が人民元を渡してくれたら、必ずその場でもう一度お札の数を数えて、両面を確認してください。そしてもし、汚いお札や文字の書かれたお札があったらその場で換えて欲しいという方が賢明です。日本ではふつう考えられない事ですが、中国人は平気でお札に電話番号やちょっとした内容のメモを取るからです。ところが、最近はそういうお札をスーパーなどの買い物では使わせてくれないことがあるのです。使えなかったり、偽札扱いされたりすると、こちらが損をしてしまいます。

    気をつけないといけないのは勧誘です。銀行内に受付カウントは別にカウンターがあって、そこで「理财商品」(「財テク商品」)を扱っている人がいます。銀行はあくまで場所を貸しているだけなのですが、まるで銀行が売っているように見えますし、そういうふりをして勧誘してきます。両替以外のことには関わらず、急いでその場を離れましょう。

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