日本人も中国人も同じアジア系です。よってパッと見、日本人か中国人か見分けがつきにくいかもしれません。
ところが中国人や彼らが住んでいる家はある特徴があるゆえに、見分けることが可能です。
日本に住んでいる中国人を見分ける方法
街中で中国人を見分ける
日本の街中で中国人を見分ける確実な方法は、日本語を話しているか中国語を話しているかです。しかし何も話していなくてもすれ違った人が日本人か中国人かを見分ける方法があるのです。
何を見ればいいと思いますか?それは…
眼神 yǎnshén
目つき・まなざし
「目は口程に物を言う」ということわざにあるように、人の目にはその人の考えていることが現れています。
日本人と中国人の考えていること
日本文化は「人様に迷惑をかけてはいけない」です。よって常に日本人の目は「人のことを気遣う目つき」「人からどう思われているかを考えている目つき」となります。
中国文化は「自己主張しないと損をする」「自分の身は常に自分で守る」です。
友人以外と話すときは、騙されないために常に戦闘態勢で話しますし、街を歩くときは、財布や携帯を盗まれないことが一番の関心事です。
つまり日本という国で中国人は「戦闘の目つき」をしています。人にどう思われるかなどを一切考えない鋭いまなざしをしている人は、中国人である確率が高いでしょう。
ちなみに先ほどの逆で中国にいるとき、日本人を見分けるのは簡単です。戦闘の目をしている人たちの中で、日本人だけが「周りに気を使いまくっている目」をしているからです。
家を見てもわかる中国人
日本にいる中国人を見分けるには、なにもその人を見る必要があるわけではありません。
その人の住んでいる家の玄関先を見ても、中国人が住んでいるかどうか一目でわかります。中国人の家には下記の2つの特徴があるからです。
huànqìshànzhānmǎnyóuwū
1、换气扇沾满油污
yǔsǎnfàngdàoménwài
2、雨伞放到门外
それぞれ中国人特有のどんな特徴を指しているのでしょうか?
換気扇が汚い
言うまでもありませんが、中国人は日本でも中華料理を作ります。中華料理は常に油を使いますよね。中国人は借りている部屋でも掃除のことを考えて、換気扇フィルターを取り付けることなどしませんよね。すると…
換気扇(换气扇:huànqìshàn)に油汚れ(油污:yóuwū)が沾满(zhānmǎn)するのです。
沾满(zhānmǎn)の沾(zhān)は「くっつく」とか「くっついて汚れる」という動詞です。满(mǎn)というのは動詞の後につく修飾語で動詞で示した状態が「満ちている」ことを表します。
つまり中国人が住んでいる日本の家は玄関の外から見ても「換気扇が油汚れでギトギト」なのです。
傘が外に
中国人は時として日本人には理解しがたい行動をとります。雨の日に傘(雨伞:yǔsǎn)を使うという点においては、もちろん中国人も日本人も何の違いもありません。
しかし使い終わった傘をなぜか中国人は家に入れたくないのです。どこに置きますか?
玄関の外側(门外:ménwài)に放り出す(放到:fàngdào)のです。
なぜだかわかりませんが中国人は、濡れた傘を家の中に入れたくなく、玄関の外に置きたいようです。あれだけモノを盗まれることを警戒している国民なのに、だれでも取っていける、公共部分に傘を置くのは不思議ですね。
お互いの文化に理解を
日本人は日本にいる中国人が自分たちと違うので「変わった人たち」と感じてしまうものです。しかしこれは日本だけの常識のようです。
いったん中国に行くと、世界の人たちは日本人のことを「変わった人たち」と思っているのを忘れてはなりません。
いつも「すいませんすいません」と頭を下げながら生活しているのは日本人だけで、中国人のみならず、欧米系の人たちはいつも日本人のこうした行動を滑稽に感じます。
日本人は育った環境ゆえに外国に行っても形作られた価値観を変えられないでしょう。同じように、中国人も日本に来たからといって価値観を変えるのは難しいのです。
日本にいる中国人たちの行動をできるだけ理解するように努めたいものですね。