中国語で料理を学ぼう:基本フレーズと調理法
日常生活でよく使われる中国語
今回も日常生活でよく使われる中国語を学習していきます。
中国と言えば「食」です。
世界三大料理に数えられるだけあって、中国は全国各地どこを旅しても、素晴らしい名物料理の数々に舌鼓を打つことができます。
そのため、旅行者向けの中国語テキストなどには、中国での料理の注文の仕方や、一般的なメニューなどが紹介されています。
しかし、中国語の料理の作り方を説明したテキストはあまりないようです。
炊事(料理を作る)にまつわる簡単な中国語
そこで今回は、現地で生活する際に知っておくと便利な、炊事(料理を作る)にまつわる簡単な中国語をいくつかご紹介したいと思います。
我不喜欢洗碗,因为手容易皲裂。
(手が荒れるので、皿洗いは嫌いです)
「容易」には日本語の「やさしい(難しくない)」という意味もありますが、ここでは「~しやすい」と、可能性の高いことを表しています。
我擅长做菜。
(私は料理が得意です)
「擅长」は「…が得意である」という意味を表す言葉です。
中国語にも「得意」という言葉はありますが、こちらは「得意になる(自慢する)」という意味になりますので、混同しないように注意してください。
请教这个菜的做法。
(この料理の作り方を教えてください)
~を教えてくださいという表現
「请教~」(~を教えてください)は、教えを請うときに大変便利な言い回しです。
礼儀正しく慇懃な物言いに、相手の方も喜んで知識を披露してくださることでしょう。
先将猪肉切厚片,放入水锅中,用旺火烧沸。
(まず豚肉をぶつ切りにし、水を張った鍋に入れ、強火で沸騰させます)
この文では「将」の役割に注目です。
「将」のすぐ後ろには名詞(猪肉)、その後に動詞(切)が来ていますね。
そう、通常の中国語文と順序が逆になっているのです。
なぜわざわざこんな倒置をするかというと、「…(名詞)に対して~(動詞)した」と、動作や作用を強調するためです。
この場合は、聞き手に「豚肉?豚肉をどうするって? え? ああ、ぶつ切りにするんだね」という感じで、「豚肉をどのようにしたのか→ぶつ切りにした」を強く印象づける効果があります。
中国語料理について
中国料理は、調理法(焼く、炒める、揚げる、蒸す…etc)や調味料の種類などが日本に比べて大変豊富なため、料理の作り方を説明する中国語もバリエーションがさまざまで、中国語の料理本などは眺めているだけでとても勉強になります。
中国語の専門書店などで簡易なものを1冊購入し、楽しみながら学習してみてはいかがでしょうか。
中国語のの勉強は自分だけの創作料理を作りだすのと同じです。
中国語という原材料に聞く、話す、読む、書くというたれをいれて、じっくり煮込むとおいしい「中国語料理」が完成します。
しかし、多くの人たちは、偏食してしまうので、「中国語料理」の深い味わいを出すことができずにいます。
「聞くこと、話すことは好きだけど、読み書きは嫌いです。
読み書きは除いて、聞くこと、話すことだけを超スピードで味つけする方法はないかしら?」と言います。
まるで幼いこどもが味噌汁からねぎだけをとり除いているかのようです。
もちろん幼稚園の段階では、とにかく食べさせることが先決なので、ねぎを除いてあげることもできます。
しかし、成長期に入ったにもかかわらず、避けてばかりいるなら、結局、本場の味は味出すことはできないでしょう。
中国語勉強 – 成長の4段階とは
1. パラダイスの段階: ワクワク, 満足, 喜び ⇒ 幼稚園
2. 荒野の段階: 目標追求, マンネリズム, 達成感低下⇒ 小学校
3. 山の段階: 反抗期, 目標喪失, 興味低下 ⇒ 思春期
4. 平野の段階: 目標発見, 忍耐, 環境や自我を克服 ⇒ 成人期
勉強すれば、あなたも中国語が話せるようになりますよ。
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