中国で蚊に刺された時の対処法:花露水の驚くべき効果

    1. 中国歴史・民族

    数年前に代々木公園のデング熱がたいへんな騒ぎになったことは覚えている方も多いと思います。

    温暖化で気温が上がっているせいかもしれないし、はたまた海外へ旅行に行ったときにスーツケースの中に入ってしまっていたとか、飛行機や船にもひそんでいたかもしれないし、今や島国ニッポンもあらゆる病気と無縁ではいられない時代になってきました。

    中国で蚊に刺された時の対処法:花露水の驚くべき効果

    中国で使われる家庭常備薬:花露水(huā lù shǔi)

    秋には蚊も卵を生むのに必死になるし、蚊との攻防が激しくなることが予想されますね。そんな時、中国ではタイガーバームの次に広く民間で使われている虫よけスプレーが大活躍します。

    花露水(huā lù shǔi)

    この花露水、もともとは香水でした。1905年に始めは香港で、それから上海で生産されるようになり、レトロなシノワズリー好きの方には「双子の美女のトレードマーク」と言えばわかっていただけると思います。

    アルコール分が75%以上で、使うとすーっとした清涼感があり、今では香水より各種のサニタリー用品として使われています。

    花露水の種類と用途

    沐浴露(mù yù lù) 洗发液(xǐ fā yè)

    护发素(hù fā sù) 香 皂(xiāng zào)

    用途もいろいろで、消費者のニーズに対応したものとなっています。

    驱蚊花露水(qū wén huā lù shǔ)

    止痒花露水(zhǐ yáng hu lù shǔi)

    爽 身 花 露 水(shuǎng shēn huā lù shǔi)

    木製のテーブルの上にある緑色の螺旋香炉。

    蚊よけ効果が絶大な花露水

    夏になると、大使館の護衛の武警の足下をよく見るとこの花露水が置かれています。大使館は大きな庭があるので虫も多く、ずっと立っていなければならない彼らには必需品なのです。

    虫除け効果は絶大で、なんと7時間くらい継続します。

    日本での使用について

    私はこれを中国から持ち帰り、日本での山登りの際に持参しました。さて、いよいよ山に入るときに花露水をぷしゅっと二の腕に吹きかけたとたん・・
    「うぎゃああっ、何それ!」

    あまりの強烈なニオイに仲間がのけぞりました。た、たしかにニオイが強烈です。

    中国にいた時はそこいらじゅういろんなニオイだったのでone of themであまり気にならなかったのですが、日本で使うと確かに私の位置からもわあっと半径3mくらいまで、まるでなわばりを主張したかのように拡散します。

    効くから使ってみなよと薦めましたが誰も手を出しません。この日は沢歩きでヤブ蚊がすごかったのですが、私はもちろん私ににぴったりついて歩いた仲間も一人もさされませんでした。

    中国語で蚊に刺されたときの表現

    ちなみに、日本では蚊は「刺す」のですが、中国では英語の「bite」と同じく、咬むという表現を使います。1 つの中国の蚊子が地上の卡通アニメーション。

    蚊子咬了(wén zi yǎo le)(蚊にさされちゃった)

    まとめ

    今年の秋は、どうか蚊にお気をつけて、アウトドアをお楽しみくださいね。

    そして、もし勇気と機会があったら中国の花露水(huā lù shǔi)をお試しください。

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