中国ショッピングの秘訣! 中国人の習慣や交渉術を学ぼう

    1. 中国語日常会話

    日本人でもショッピングが大好きだという人は多いのですよね。洋服を買うなど、何かの目的があるとショッピングはより楽しくなるものです。

    中国人ではどのようなショッピングの習慣があるのでしょうか。どういう目的でどのような所に行くのでしょうか。

    中国ショッピングの秘訣! 中国人の習慣や交渉術を学ぼう

    中国人にとってショッピングとは

    zánmenqǜguàngjiē

    咱们去逛街吧

    逛街guàngjiē)というのが中国語のショッピングという意味です。字の通り、街を歩くという意味からきています。

    最近の中国では、何かを買うという目的がなくても毎週末、逛街guàngjiē)をするという人は大勢います。友人同士何かを一緒にすると関係が近く感じるという事があるかもしれません。

    例えば日本においては温泉に行くという行為がそれにあたるかもしれません。お互いの裸を見せ合えば隠し事が少なくなる気がします。

    では、中国人にとってはどのようなことを一緒にすれば関係が近くなったと言えるのでしょうか。実はショッピングがそれに当てはまります。

    お互いの時間を使って一緒に街を歩くというだけでも関係の近しさを表しているのではないでしょうか。

    買い物は値下げ交渉が必須

    中国の女性は市街の服装を着ています。

    日本と同様スーパーで買い物するときなどは、値下げ交渉は必要ありません。

    しかし、個人商店や路上での買い物は値下げ交渉が当然です。それを踏まえて少し高く値段を提示する人が多いからです。

    néngbunéngpiányidiǎnér

    能不能便宜点儿

    少し安くしてくれませんか

    または、もし30元と言われたら

    15kuàiqiánxíngbuxíng

    15块钱行不行

    15元はダメですか?

    と聞いてみるといいでしょう。少し安い値段を言ってからだと値段を変えやすくなるからです。

    中国では安くする値下げ交渉が当たり前に行われるので、申し訳ないなどとは思わなくても大丈夫です。

    買い物の途中でブレイク

    中国の公園でコーヒーを飲むカップル。

    日本では買い物の途中でカフェなどに入ってお茶をするのがおしゃれな休憩と言えるかもしれません。

    もちろん中国の都会でもカフェなどは人気があります。今回は庶民が休憩時に何をするのか考えてみましょう。

    まず、中国で人気の奶茶nǎichá)があります。奶茶(nǎichá)は日本ではミルクティーというものかもしれません。

    奶茶店(nǎichádian)には飲み物の種類がたくさんあります。夏は、柠檬水(níngméngshuǐ)レモン水,西瓜汁(xīguāzhī)すいかジュースが人気です。

    冬は豆浆(duòjiāng)豆乳が人気です。また、烤肠(kǎochǎng)ソーセージや烤丸子(kǎowánzi)肉や魚類の団子など簡単に食べられるファーストフードがあります。

    どこかのお店に入って休憩すると高級なところが多い為、何かを買って歩きながら、またはどこかのベンチで座って休憩するという人が多いです。

    友達をショッピングに誘ってみよう

    nǐjīntīanyǒuměiyǒushíjiānma

    A:你今天有时间吗?

    今日時間ある?

    qǜbuqǜguàngjiēne

    去不去逛街呢

    ショッピング行かない?

    zánmenqǜnaérne

    B:咱们去哪儿呢?

    どこ行く?

    nàyidiǎnzàishāngchǎngménkǒujìanba.yīhuìérjìan

    A:那一点在商场门口见吧。一会儿见

    一時にデパートの入り口で会おう。じゃあまた後でね

    中国の人と仲良くなりたいなら、共にショッピングを楽しみ、また共に食事をしましょう。そうれば中国人の人はあなたを受け入れてくれるでしょう。

    逛街guàngjiē)は若い人の中でとてもよく使われている言葉です。その一言を覚えておくと便利かもしれません。

    中国での買い物術!

    中国に行くことになると、買い物を是非楽しんでほしいですね。物価も安く、いろんなものが売ってます。

    驚くほど安く売られていますが、更に値引きもできますので、買い物上手になるための中国語を紹介したいと思います。

    バーゲン

    中国ではバーゲンのことを「 打折 」と言います。

    日本では「20%オフ」や「2割引き」と表示されますが、中国では「8折」と書きます。

    つまり、「定価の8割で販売する」という表示方法なのです。このように、いくら割引されるのかをこの「」で表示するのですが、表示方法は日本と逆なので注意が必要です。

    A: 这个多少钱?

    これはいくらですか?

    B: 五十块。五折。

    50元です。五割引です。

    A: 非常便宜!

    とても安いですね!

    服や靴などはバーゲンのころになると5~7折(50~30%オフ)、最終日近くになると1~3折(70~90%オフ)まで安くなることもあります。

    こうした割引のほかにも、設定された金額以上の買い物をすると、商品券がプレゼントされるというイベントもあります。

    割引

    例えば、お店で「 满400 减100 」という広告を見かけたら、それは「400元以上の買い物をするごとに100元の値引きをします」という意味です。

    商品券プレゼント

    同じように、今度は「满600 送300 元券」と書かれた広告があったら、それは「600元以上の買い物するごとに、商品券を300元プレゼントします」という意味になります。

    全部でいくら?

    このようなイベントがあるとついついたくさん買ってしまいますね。まとめていくらになるか聞きたい時は、

    一共多少钱?

    全部でいくらですか?

    と尋ねましょう。「一共」は、「全部で」という意味です。

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    値引き交渉

    また、中国で買い物をする時にチャレンジしたいのが値段交渉です。上手に買いたいときは、まとめて購入する代わりに安くしてもらいたいですね。そんな時は、

    便宜一点

    安くしてください。

    とお願いしてみましょう。

    日本人は値段交渉が苦手だと言われていますが、中国ではデパートではあまり見られませんが、ごく一般的な風景です。

    恥ずかしがらずに、勇気を出して「便宜一点」一言を添えてみましょう。

    中国人は商売上手

    中国人は昔から商売上手だと言われています。日本に観光で来ている中国人の買い物風景をよく見かけますが、必ずと言っていいほど皆さん値段交渉をしています。

    中国では当たり前の光景なので、是非、中国で買い物するときは値引きを忘れないでください。

    中国人は買い物がお好き?!

    中国人は買い物が好きかといえば、基本的には好きでしょう。特に、お金持ちと言われる人たちの金遣いの荒さは半端ではありません。

    そして、「国际品牌guó jì pǐn pái:国際ブランド)」が大好きです。

    節約も今は昔…

    今の若者には、週末は遊びにも行かずにひたすら貯蓄に励む人ももちろんいます。一昔前の世代であれば、なおさらだったでしょうけれども、その節約時代の反動なのでしょうか。

    お金持ちには滅多にお目にかかれませんが、私が借りた部屋の大家さんも、近い将来は散財型なるのではないかという片鱗をのぞかせていました。

    富裕層は財テクも

    中国での「租赁房间zū lìn fáng jiān:賃貸住宅)」は基本的に家具付きですが、どの程度家具がそろっているかは大家さん次第。

    私が借りた部屋は、大家さんが以前住んでいた物件で、無いものは無いというぐらいに、家具やら家電製品やら、食器類など、なんでもそろっていました。

    大家さんは銀行マン。しかも、ニューヨーク市場に上場する中国四大銀行の一行の本店勤務。租赁房间は他にもう一軒所有していたようです。

    当時、彼はまだ28歳という若さで、「理财lǐ cái:財テク)」もしっかり。国家公務員ですし、ゆくゆくは……。

    日本で買うなら炊飯ジャー

    电饭锅

    ただ、私的に不満だったのは、韓国製の「电饭锅diàn fàn guō:炊飯ジャー)」。

    単に米を煮るだけで、3合炊くにも10分もしないで炊き上がってしまうのです。ですから、旅行なり出張なりで日本に行く中国の友人から、

    zài rì bĕn mǎi shén me lǐ wù hǎo?

    在日本买什么礼物好?  

    日本ではどんなお土産を買ったらいいですか?

    と聞かれたら、ずっと「电饭锅」と答えてきました。

    ツアーで爆買

    後に私のこのおススメ情報は間違っていないことが実証されますが、そのことで奇しくも、秋葉原あたりの家電ショップでの「电饭锅」爆買い現象で中国人の散財ぶりをも確認することになったのです。

    旅游团lǚ yóu tuán:ツアー旅行)」に参加して来日するぐらいの小金持ちになると、1人で3つも4つも电饭锅を買い占める人がたくさんいるのです。

    日本で电饭锅を買う場合、安くても1万円(約526元)弱、高いものになれば10万円(約5260元)以上もします。

    月薪yuè xīn:月給)3000元~4000元レベルの人たちではないことを窺わせます。

    豪快な中国人のお金持ち

    それが、旅游团ではなく、個人で日本にやってくる人となると、お金の使いっぷりはさらに豪快になります。

    残念ながら私にはお金持ちの友達はいないので、人から聞いた話ですが、2泊3日の日本滞在で、値段も確かめずにブランドものの時計やセーター、バックなどを買いあさり、なんと支払った金額の合計360万円也。

    そして、揚々と中国へ引き上げて行ったといいます。

    不看价钱的人

    値段を確かめない人、すなわち、「不看价钱的人bu kàn jià qián)」は金持ちの象徴で、多くの人が目指したい所作(?)でもあります。

    海外旅行ともなると、支払はクレジットカードでしょうから、ということは、口座には幾ら使っても使い切れないほどのお金があることが推測されますね。

    ホテルも最高級

    この方、中国では「房地产fáng dì chǎn:不動産業)」を営んでいられるとのことで、昔からお金持ちらしかったけれども、これほどまでとは思ってもいなかったそうです。

    余談ですが、こうしたお金持ちの個人旅行者は宿泊ホテルも最高級。例えば都内なら、

    帝国酒店dì guó jiŭ diàn) 帝国ホテル

    椿山荘と丸の内の両「四季酒店」(sì jì jiŭ diàn) フォーシーズンスホテル

    东京诗颖洲际酒店dōng jīng shī yǐng zhōu jì jiŭ diàn) ストリングスホテル東京インターコンチネンタル

    东京文华东方酒店dōng jīng wén huá dōng fang) マンダリンオリエンタルホテル

    といった超高級ホテルで、しかも「套房tào fang:スイートルーム)」!

    日本人はお金持ち?

    全員中流意識の日本人はお手上げ! といった感じですが、それでも中国人は、日本人は皆お金持ちだと思っているのです。

    そんな感じのことを言われたときは、

    nǐ men wù huì le。pŭ tōng rì bĕn rén mín bù shì yŏu qián de, zuì yŏu qián de jiù shì rì bĕn zhèng fŭ。

    你们误会了。普通日本人民不是有钱的,最有钱的就是日本政府。

    あなたたちは誤解しています。普通の日本人はお金持ちではありません。一番のお金持ちは日本政府です。

    と、答えていました。

    それにしても、せめて金額ぐらい確認して買い物をしてほしいものです。

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    中国のアパレル業界に変化が訪れる-価格破壊からの脱却と新たな展開

    1970年代後半に始まった「改革开放」(改革開放)からわずか三十年。中国経済は飛躍的な成長を遂げ、市民の服装も人民服から自由な装いへと大いに変わってきました。

    今回はアパレル業界の卸業者と小売業者に迫られる新しい変革についてみてみましょう。

    アパレル店の種類

    中国の住宅街では、街の通りに面してたくさんの洋装店があります。婦人服は「女装」(nǚ zhuāng)、紳士服は「男装」(nán zhuāng)、子供服は「童装」(tóng zhuāng)と言います。

    多くの店はあまり個性がなく、よく似た商品を陳列していますが、高齢者にとっては家から近くて便利なのでよく利用しているようです。

    ショッピングモール

    街の中心には大型ショッピングモールがあります。「商场」(shāngchǎng)と呼ばれるショッピングモールには、たくさんの小売店がテナント料を払って入居し商売をしています。

    一軒ごとに間仕切りをして、各店舗の個性を出そうと工夫しているようですが、地方都市の場合、やはりあまり違いがわからないというのが実情です。

    百货大楼」(bǎihuò dàlóu)と呼ばれるような、更に大きなショッピングセンターの場合、個人の小売店だけでなく、中国国内に全国展開しているアパレルチェーン店が入居していることもあります。

    テナント料は当然高く、陳列している商品も大都市で流行っているものに近いデザインのものを仕入れているようです。

    卸専門店

    こうした商品を仕入れるために、小売業者が訪れる卸専門店があります。

    卸販売を「批发」(pīfā)、卸値を「批发价格」(pīfā jiàgé)、また衣料関連の卸業者ばかりがテナント入居している巨大なビルを「服装城」(fúzhuāng chéng)といいます。

    服装城」の中ではジーパン専門卸「牛仔裤批发」(niúzǎikùpīfā)や、子供服専門卸「童装批发」(tóng zhuāng pīfā)、中高年女性服専門卸「中高年女装批发」(zhōnggāonián nǚzhuāng pīfā)というように、あらゆる服装の卸業者が軒を連ねているのです。

    ネット販売

    ところが、ネット通販の拡大が卸業者と小売業者の関係を微妙なものにし始めています。

    例えばネットに「牛仔裤」(niúzǎikù)と入力します。

    すると画面には「0.7-3.4折(zhé)」、つまり93%Off~66%Offで販売中、今すぐ購入「立即抢购」(lìjí qiǎnggòu)というボタンが表示されるのです。

    商店や百貨店、ショッピングモールに行かなくても、自分たちがよく知っているブランドの今欲しい服がネットで、クリック一つで手に入るのです。

    若者を中心に人気

    大学生や若者たち、子育て中の若い母親、仕事が忙しくなかなかショッピングに行く事ができない人々が、このサービスを大いに活用し始めています。

    彼らは自分のためだけでなく、家族のためにもこのサービスを活用しています。

    プレゼントにも

    例えば、家族が一堂に集まり団欒を楽しむ旧暦の八月十五日「中秋节」(zhōngqiū jié)には、祖父母にプレゼントをするのが恒例です。

    これまでなら母と娘が祖母のための秋物や冬物の衣料を購入しようと百貨店へ出かけるケースがよく見られていました。

    ところが、最近ではネットで商品を検索して、写真を見比べ気に入った物を購入し、ネットバンキングで支払いを済ませ、家に届けてもらう「快递」(kuàidì)のサービスを利用するようになってきたのです。

    安さも魅力

    これまでの流通ではありえないルートと金額で商品が手に入るので、これは消費者にとれば大変便利なサービスですが、小売店や卸業者にとっては頭の痛い問題です。

    Wǒ gāngcái kàn le Táobáowǎng shàng de xīnkuǎn niúzǎikù,

    A: 我 刚 才 看 了 陶 宝 网 上 的 新 款 牛 仔 裤,

    cóng guǎngdōng fā huò dào quánguó yílǜ miǎn yùn fèi,

    从 广 发 货 到 全 国 一 律 免 运 费,

    yuánjià ěr bǎi yuán de yì tiáo niúzǎikù,tāmen mài wǔ kuài qián!

    原 价 200 元 的 一 条 牛 仔 裤,他 们 卖 5 块 钱!

    さっきネットのタオバオで今年の新デザインのジーパンを見たの。広東省から全国どこでも無料配送で元値200元のジーパン一着を5元で売っているの!

    Wèi shénme nàme piányi?

    B: 为 什 么 那 么 便 宜?

    どうしてそんなに安いの?

    Jiùshì yōuhuì cù xiāo。

    A: 就 是 优 惠 促 销 。

    バーゲンセールよ。

    こうした商品の販売ページには、商品の詳細な写真が複数掲載されており、拡大して見る事ができます。

    また既に購入した消費者からの商品に対するレビューや、販売店の対応に対する評価を確認することもできるのです。

    返品保証精度

    しかも「陶宝网」(Táo báo wǎng)は2014年から、7日間の返品保証制度「7天无理由退货」(qī tiān wú lǐyóu tuì huò)を採用し始めました。

    小売店ならではの、商品の色が悪い、傷がついている、糸がほつれているといった理由をもとに、店主と客との間での値切り交渉が普通におこなわれていた衣料関連の商売が、根幹から変わろうとしているのです。

    まだまだ始まったばかりのネット販売が、卸商品の価格を破壊し、商品を直接消費者に届けてしまうために、既存の卸業者と小売店が今後どうなっていくのか注目です。

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