中国の食文化:五色の食べ物でバランスを取る伝統

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以前、NHKの連続テレビドラマで、主人公が「うちのお弁当はな、茶色いねん〜」と嘆くシーンがありました。

日本食は醤油で味付けをすることのが多いので、残り物を詰めると自然にそうなってしまうのでしょう。

中国の食文化:五色の食べ物でバランスを取る伝統

食べ物と色

食べ物の見た目や彩りは、とても味覚に影響します。彩りは美しさだけでなく、いろんなものをバランスよく食べていることにもつながるのです。

また、塩分や油分などの過剰な摂取を防ぐことにも役立ちます。

中国では昔から、食べ物を陰陽五行の五色に分け、赤・黄・緑・白・黒の食べ物をバランスよく摂るのが良いとされています。

季節ごとの食べ物の色

また季節によっても分けられており、春は緑、夏は赤、秋は白、冬は黒で、黄色はどの季節でも良いようです。

春の緑

春の緑はなんとなくわかりますね。万物が芽吹く春ですから、緑のものを食べるのは理にかなっています。

夏の赤

では夏の赤ですが 红 色 养 心(hóngsèyǎngxīn)といい、赤い色の物は心臓を始めとする循環器系統に良いとされています。

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代表的なものが何と言ってもすいかです。すいかは夏の猛暑を乗り切るのに、水分補給の他、体温を下げる働きがあります。すいかの他、ザクロも効果があります。

秋の白

夏に続く秋ですが、秋に良いとされている白は白色润肺(báisèrùnfèi)といい、肺などの呼吸器系統に良いとされています。

果物ではナシ、野菜では山の芋(長芋)などがこれにあたります。

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特にナシの効能は昔から珍重されており、古くからある民間の健康食品で秋梨膏(qiūlígāo)という、ナシのはちみつシロップがスーパーなどでも売られています。

これをお湯に溶かして飲むのが一般的です。日本でも、大根で作るところがありますが、大根も白ですね。

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秋になると、気温が下がるので夏の時のようにガブガブ水を飲まなくなりますが、実は乾燥は秋の方が強いので、この時にのどからの風邪を引き易いのです。

【のど風邪に要注意】

この、のどからの風邪というのが実にやっかいで、治りにくいです。

北京では、冬はセントラルヒーティングなので、低温による風邪というのはほとんどひきませんが、空気が乾燥している上に大気汚染もひどいので、のどからの風邪、気管支からやられるケースがとても多いのです。

ですから、ナシなどの果物を積極的に摂取して、のどをうるおしておくことはとても重要です。

冬の黒

冬の黒は、黒胡麻、黒きくらげ、ノリなどですが、黒きくらげは体温を下げるはたらきもあるようなのでやや注意が必要です。

どの季節でも良いとされている黄色の食べ物は、かぼちゃやじゃがいも(じゃがいもが黄色というのがちょっと意外ですね)があります。

旬の野菜で健康に

こうして見ると、旬の野菜と果物というのはそれぞれの季節に発症しやすい疾病を防ぐ働きをしていることがわかりますね。

大自然の恵み、先人の知恵のすばらしさに心から感謝したくなります。感謝して、はい、もう1個いただきま〜す!

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