中国語で日常をスムーズに!生活で使える基本フレーズ集
目次
日常生活でよく使われる中国語
今回は日常生活でよく使われる中国語を学習していきます。
同じ漢字といっても、中国語と日本語ではそれぞれの意味も、用法も違うものが多くあります。
例文を参考に、その点を掘り下げてみたいと思います。
早餐の使い方
早上好,你睡得好吗?要吃早餐吗?
(おはよう、よく眠れた?朝ごはん食べる?)
「得」は様態補語といい、ある動作について、それを評価する場合に用います。
「~得好」は、「~(動詞)した結果が十分である、優れている」といった意味合いになります。
「睡得好」を日本語に直訳すると、「眠って、その結果が十分だった」となります。
自然な日本語なら「よく眠れた」となりますので、「睡(眠る)」の程度を表す「好」と「よく」の位置が、中国語と日本語では逆になることがお分かりいただけると思います。
この点だけを見ると、中国語は英語に近い部分がありますので、学習しはじめの頃は戸惑うことも多いと思います。
しかし慣れてくると、様態補語「~得」は非常に便利な言い回しですので、しっかり学習してください。
~得の使い方
我睡得很香。
(ぐっすり眠れたよ)
先给我一杯热咖啡吧。
(食べるよ、先にホットコーヒーちょうだい)
ここでも「~得」が登場していますね。
面白いのは、ここでは「睡得…」の程度を表すのに「香」を用いているところです。
同じ漢字とはいっても、中国語と日本語では意味が異なる漢字はけっこうあるのですが、この「香」もそのひとつ。
中国語の「香」には「よいにおい」という意味のほかに、「食べ物がおいしい」や「ぐっすり(眠る)」「人気がある」といった、日本語にはない意味もあるのです。
我睡得不好。
(あんまり眠れなかった)
不要,今天胃口不好。
(いらない、今日は食欲がないの)
ここでの「胃口」とは「食欲」のことです。
「胃」も「口」も、からだの器官をあらわす単語なので、一見すると「胃や口、つまり消化器官のこと?」などと勘違いしてしまいそうですね。
中国語にも「食欲」という言葉はありますが、話し言葉ではこの「胃口」が多用されます。
われわれ日本人は、漢字に慣れていることがかえって仇となって、中国語の漢字にも日本語と同じ意味を求めてしまいがちです。
それを防ぐには、日本語にある漢字でもひとつひとつ辞書で調べて、中国語における意味や用法を理解することが肝要です。
中国語学習ポイント
中国語を勉強するということは文字を暗記するのではなく、中国文化全般に対する知識を知ることです。
最近は中国の旅行、ビジネス、映画、ドラマ、付き合いが中国語を学ぶ動機となり、中国語学習者が急増しているので、本当に嬉しい限りです。
しかし、一方で少し残念な点は興味のある分野がかたよっている中国語学習者たちの理想と実際の学習時間のギャップが大きいということです。
これによって超スピードでマスターすることを夢見ていた学生たちが真の中国語を味わう前に挫折してしまうケースも少なくない。
語学力向上のために学習時間の投資と文化全般に対する知識は不可欠なことです。
特に中国語の実力が向上すればするほど、文化全般に対する知識のバランスが何より重要です。
中国の文化、音楽、地理、文化、歴史等の知識は、中国語の味をより引き立たせせてくれます。
文化に対する幅広い理解と知識がなければ、途中で実力がとまってしまいます。
実力向上の秘訣はとまらずに反復することです。
そして、とまらずにいる秘訣は学習時間の投資と文化の理解力を両方兼ね備えることだ。勉強すれば、あなたも中国語が話せるようになりますよ。
旅行ではなく中国に永住するとなった時、生活を考えて少しでも節約したいと思うのは当然です。中国で生活費を節約するにはどうしたらいいのでしょうか?
中国で生活費を抑えて節約するための手段
中国生活である程度快適に暮らしながら節約する方法は3つあります。
jiéyuēfángzifèiyònghézuòfēijī de fèiyòng
1, 节约房子费用和坐飞机的费用。
家賃と飛行機代を節約する
wèilejiéyuēzàiwǎngshàngmǎidōngxi
2, 为了节约在网上买东西。
節約のためにネットで買い物をする
wèilejiéyuēzàirìběnmǎidōngxi
3, 为了节约在日本买东西。
節約のために日本で買い物をする
节约(jiéyuē)というのは、漢字のまま「節約」という意味です。一つ一つの具体的な節約方法を見ていきましょう。
大きな出費を抑える
中国生活でまず節約(节约:jiéyuē)すべきなのが、家賃(房子费用:fángzifèiyòng)と飛行機代(坐飞机的费用:zuòfēijī de fèiyòng)などの大きな出費です。
中国滞在中の生活費は基本的にほとんどかかりません。バスは2元(35円)程度で乗れますし、地下鉄も近ければ2元(35円)、かなりの距離乗っても7~20元(160~350円)程度です。
お米も肉も、野菜も果物も日本と比べるとタダみたいな値段なので、ほとんどお金は減りません。
家賃と日本との往復をする飛行機の費用が中国生活の費用のほとんどなので、この二つの費用さえ抑えられればあとは節約しなくてもいいほどです。
ではどうやってこの大きな出費を抑えますか?
家探しは中国人と
同じ場所で同じ間取りの家でも、中国人賃貸交渉をするときと、外国人が賃貸交渉をするときでは大きく値段が変わるものです。
以前ある日本人が中国人の友人に部屋探しを手伝ってもらって見つけた2LDK(两室一厅:liǎngshìyītīng) のお部屋は1500元(27000円)でした。
しかし全く同じ間取りで同じ大きさの部屋、内装も同程度の部屋をあるヨーロッパ人は2500元(45000円)で借りていたのです。
日本人も地元の中国人の助けを得ずに部屋を探すと同じ結果になります。日本人は皮膚の色が同じなので「家を借りたいのですが」(我想租房:wǒxiǎngzūfáng)と中国語で言った時点では普通に探してくれます。
しかし「では身分証明書を」と言われ、日本のパスポートを不動産屋に提出したとたん、不動産業者は日本人に吹っ掛けてきます。日本人の顔が財布に見えるのでしょう。
急に紹介する部屋の値段が跳ね上がり、相場では借りられなくなります。必ず家賃の交渉には中国人の友人についてきてもらいましょう。
飛行機は格安チケットを
続いて飛行機の費用です。飛行機は普通に旅行会社に行って購入すると、都市にもよりますが、日本と中国の往復で5~8万円くらいするでしょう。
飛行機代だからそんなものだと思っている人は、格安チケットの存在を知ったほうがいいかもしれません。
以前もブログで紹介した去哪儿(qùnǎr)などの格安チケット購入サイトには特价票(tèjiàpiào)と言われる激安飛行機チケットがあります。
ある時は広州と福岡の往復で60元(当時の900円)というチケットが購入できました。燃料代と飛行場使用料が足されても往復で900元(当時の13500円)だったのです。
日中関係が冷え切ったために航空会社が客席を埋めるために特別に出した格安チケットでしたが、機内食もちゃんと出る飛行機でした。
時期によってはこのような超お買い得チケットがあるので、探しだせると大きな節約になります。
必要な物はネットで
ネットでの買い物は中国のほうが日本よりも発達しています。中国ではよく「万能的淘宝」(wànnéng de táobǎo)と言われます。意訳すると「タオバオというネットショップでは買えないものはない」という意味です。
日本酒やチーズなど中国のスーパーでは売ってないか、売っていてもとてつもなく高い食品もタオバオならさほど高くない価格で購入できます。節約するには知っておきたい方法でしょう。
一般の商品だけでなく、身分証明書のいらない電話カードや偽物の大学証明書など日本なら裏ルートでしか購入できないものも、中国のネットショップなら公然と購入できます。
もちろんですが、購入記録は政府データベースに残りますので、その点は知っておきましょう。
日本で購入したらいいもの
ネットショップが優れている中国でも、電化製品(电子产品:diànzǐchǎnpǐn)だけは関税の関係があって日本より値段が高くなります。日本で10万円で販売されているiphoneは中国では12~15万円ほどします。
よってスマホ(功能手机:gōngnéngshǒujī)やタブレット(平板电脑:píngbǎndiànnǎo)などは日本で購入するほうが節約になります。
さらに日本で2000円ほどで購入できる日本酒や焼酎なども、中国で購入すると350元(5000円)ほどします。荷物に余裕があるならできるだけ日本で購入したものを中国に持って行きましょう。
余裕があるなら安全はお金で買う
たくさん給料がもらえる大企業に勤めているなら覚えておいたほうがいいのは「安全>節約」です。
中国ではとんでもない偽造品が並べられていることがあるので、安全を重視するなら日系デパートで日本からの直輸入品をお金に糸目をつけず購入するほうがいいでしょう。
生活の中でよく使う中国語
中国語を勉強している方は、本場でも通じる中国語をマスターしたいと思っているはずです。
私の経験からすると、中国に行く前に、勉強した事はもちろん役立ちますが、中には使わない言葉も多くあります。
中国に来てから学んだ言葉は、やはり生活のなかで利用する頻度が違います。
そこで、今回は生活の中でよく使う中国語を取り上げてみたいと思います。
朝一番の挨拶の表現
長期出張をすることになった日本人の生活を例にしてみましょう。
朝、目が覚めて同僚、同事があなたに言う言葉は、
昨天你睡得好吗?
(良く眠れましたか)
です。それで、
我睡得好
(眠れました)
と返します。
中国語は、日本語以上に你、我というような主語をはっきりさせます。
誰のことなのかということをはっきりとさせるのが特徴です。
我妈身体不好。
(母は体調が悪い)
などもそうです。
これは、日本人がなかなか習得できないところです。
同僚は、
我们吃完早餐后要赶快出发吧。
(朝食とって、急いで出かけましょう)
といいます。
朝食のことは早餐ですが、早饭も使います。
お昼ごはんは、午餐か午饭で、晩御飯は晚餐か晚饭になります。
赶快という言葉は「急いで~する」となりよく使います。
赶快处理一下。
(早く処理してください)。
赶快过来一下。
(早く来てください)
など催促する場面でも良く出てきます。
催促する中国語の表現
吃完饭后赶快上班了。
(食事の後急いで出勤しました)
因为今天早上在公司要开会。
(なぜなら、今朝会社で会議があるので)
所以,要提前到公司。
(それで、早めにつく必要があります)
出勤に関する中国語の表現
先に出てきた、上班ですが「出勤する、仕事中」という意味です。
少し広めの意味があるようです。
我明天要上班。
(明日は仕事です)
他先在上班所以不能接电话。
(彼は今仕事中ですから、電話に出る事が出来ません)
你上班的地方在哪里?
(あなたの仕事の場所はどこですか?)
というように使います。
开会は「会議をする」ということで、ビジネスシーンでは大変良く使う言葉です。
ミーティングは、会议になります。
开会の方が幅の広い言葉になります。
体調が悪いというときにする表現
上午工作的时候我身体不舒服。
(午前中仕事の時に体調が悪かったです。)
很难受
(つらいです)
那时候时间过得很慢。
(あの時は、時間が過ぎるのが本当に遅いです)
身体不舒服ですが、体調が悪いというときに幅広く用いる事ができる言葉です。
「体調不良」に近いです。
~に行きましたという表現
下午我跟同事一起去工厂。
(午後、同僚と一緒に工場に行きました)
我坐同事开的车。
(同僚の運転する車で行きました)
所以,很轻松。
(それで気楽でした)
「車に乗る」は、坐车、「車を運転する」のは、开车です。
また、「バスに乗る」は坐公交车,「地下鉄に乗る」は坐地铁,「自転車に乗る」は骑自行车になります。
ちなみに、「歩いていく」は,走路です。
我走路过去。
(歩いていきます)
などと使います。
おやつの表現
傍晚,我肚子饿了,所以,吃了零食。
(夕方、おなかが空いたので、おやつを食べました)
零食は、スナックやビスケットなどのおやつを指します。
今天加了一个小时的班,外面吃饭然后回家。
(今日は、1時間残業した後、外食して家に帰りました)
外面吃饭という言葉も「外で食べる」ということでよく使います。
中国人は、「外食はよくない」とよく言うのですが、仕事をしていて仕方なく外食をする人も多いです。
中国人が生活で使う言葉を覚えていると役立ちます。
中国人の先生たちと会話レッスンをしておくと、現地の人が生活で使う言葉を理解する事ができますよ。
さあ、一緒にレッスンを始めてみましょう。