漢字を味方に!日本人のための中国語学習法と続けるコツ

    1. 中国語勉強

    外国人が中国語を学ぶ際の最大の難関の一つは漢字のようです。その点、普段から漢字を使う日本人は大変有利ですね。

    さて、中国の幾つものホームページに、中国語の効果的な勉強方法にどんな点があるかを尋ねる質問とその回答が掲載されています。

    漢字を味方に!日本人のための中国語学習法と続けるコツ

    中国語の勉強方法

    Xué xí hàn yǔ de hǎo fāng fǎ shì shén me?

    A: 学 习 汉 语 的 好 方 法 是 什 么?

    中国語を勉強する良い方法は何ですか?

    Qiào mén zhǐ yǒu yī ge,nà jiù shì “sì duō”“sì qín”jí:

    B: 窍 门 只 有 一 个,那 就 是 “四 多 ” “ 四 勤” 即:

    “duō tīng、duō dú、duō shuō、duō xi씓qín dòng nǎo、qín dòng shǒu、qín dòng kǒu、qín dòng bǐ”

    “多 听、多 读、多 说、多 写” “ 勤 动 脑、勤 动 手、勤 动 口、勤 动 笔”

    yīn wèi yǔ wén de zhǔ yào xué xí fāng fǎ jiù shì-jī lěi。

    因 为 语 文 的 主 要 学 习 方 法 就 是 ——积 累 。

    コツはただ一つ、それは「四多」「四勤」、すなわち「たくさん聞き、たくさん読み、たくさん話し、たくさん書くこと」「頭をよく使い、手をよく動かし、口をよく動かし、筆をよく動かすこと」です。なぜなら語学の主要な勉強方法は蓄積だからです。

    確かにたくさん聞き、しゃべるのは大切ですね。書いたり、読んだりする勉強は学校や家でもできます。

    留学中に感じたことですが、ベテランの中国語教師は外国人相手に教えることに大変慣れておられるので、少しゆっくり話して下さいます。

    また、こちらの話すおよそまだ中国語とは言えないレベルの話にもついてきてくださいます。

    ところが初めのうちは一歩学校の外に出ると、中国人同士がナチュラルスピードで話すのを聴いても耳が慣れていないので、正確に聞き取る事が出来ません。

    また、こちらは中国語で話しているつもりでも、相手に少しも話が通じていないのを痛感させてられることがほとんどです。

    勉強のコツ

    この課題を克服するのに役立つ4つのポイントを教えてくれているサイトがありました。

    テレビで勉強

    duō kàn zhōng guó diàn yǐng hé diàn shì jù

    多 看 中 国 电 影 和 电 视 剧

    中国の映画やテレビドラマをたくさん見ること

    耳を中国語の発音や普通の会話速度に慣らすためには、現代劇がいいと思います。また個人的には映画よりテレビドラマがおすすめです。

    中国のドラマは短くても20話、長い場合には100話近くある場合がありますので、登場人物同士の会話が多いのが特徴です。

    表現方法の中に、勉強で習った語法が何度も出て来るのを確認できますし、どういう場面でどのような成語を使うかを流れで理解することもできます。

    さらにドラマでは映画よりも役者の顔がアップで撮影されることが多いため、話し中の人物の舌の動き、声の出し方を繰り返し見る事が出来ます。

    中国語で考える

    zhuǎn biàn zì shēn sī wéi

    转 变 自 身 思 维

    自身の思考パターンを変化させること

    「この表現を中国語ではどう言うのですか?」とよく聞かれることがあります。でも、日本語の文章をそのまま中国語で完全に表現することは大変難しいです。

    なぜなら、中国人は会話の際に日本人が考えるような思考パターンでは物事を考えないからです。

    中国語で表現しようとするのなら、中国人のように考え、中国人が表現する方法で表現できるよう、自分の思考を変える必要があります。

    新聞を読む

    duō kàn bào zhǐ xīn wén

    多 看 报 纸 新 闻

    新聞雑誌をたくさん読むこと

    正確な語法を学ぼうとする時に、中国語の新聞を読むのも大変効果的な方法です。

    ただし、会話と書き言葉は異なる部分がありますから、「口语」(kǒu yǔ)と「书面语」(shū miàn yǔ)を分けて理解するのも方法の一つです。

    うっかりすると、普通の会話で「それで」と言えばいいところを、「それゆえ」なんていう、まるで時代劇のような書き言葉で話してしまうことになりかねません。

    1 つのグループの学生は、1 つのステーションでこの電気を観察します。

    実践する

    duō wǎng xiǎo shì chǎng pǎo

    多 往 小 市 场 跑

    市場によく出かけること

    やはり何と言っても実践は最大の教育の場と言えるでしょう。

    上記の三点はいずれも勉強として努力できるかもしれませんが、直接、見ず知らずの中国人とスムーズに会話が出来るかどうかを試すのに、学校の外へ出て、市場や露店で買い物をするのは大変役立ちます。

    【街の人の発音に慣れよう】

    市場に限らず、学校以外の所へ出かけてみるのもいい方法です。一般の人々のナチュラルスピードや発音に耳が慣れてくるでしょう。

    また、出かける際に公共交通機関を利用すれば、自分のヒアリングがどのくらいかを試す事が出来ます。

    もし、発車時刻や次の駅名などを聞き取れていないなら、周囲の人に尋ねることもできます。

    長期滞在の留学が無理でも、自分のレベルアップのための課外授業として、時々中国旅行に出かけることもできますね。

    中国語の勉強をしたくなくなった時

    中国語を勉強してしばらくして誰もが感じることと、それは「もう中国語を勉強したくない!」という感情です。もし中国語を勉強したくなくなったらどうすればいいのでしょうか?

    なぜ中国語を勉強したくなくなるの?

    まずはどんな時に中国語を勉強したくなくなるのか見てみましょう。

    中国語を上達させるためには、何度も言いますが、最初の一年は文法を勉強せずに、まず正確な発音を身に着けます。

    正確な発音を身に着けるために、いやになるほど中国人の先生から発音の訂正を受けて、いやになるほど中国語を聞き続ける必要があります。

    当然、この最初の工程が大変なわけで、ほとんどの人がノイローゼ(神经衰弱:shénjīngshuāiruò)になります。

    中国語の勉強をしたくない時に

    中国語ノイローゼになって、一切勉強したくなくなった時にできることは何でしょうか?今、中国語に触れたくない人、ごめんなさい。ここは中国語学校のブログなので中国語で解決方法を紹介します。

    jǐtiānwánquánbùjiēchùhànyǔ

    1,几天完全不接触汉语。

    yòngrìyǔxuéxízhōngguó de wénhuàhélìshǐ

    2,用日语学习中国的文化和历史

    どういう意味なのか見ていきましょう。

    休憩

    しばらく中国語に触れない

    中国語を一切勉強したくなくなった時にできること、それは数日間(几天jǐtiān)、全く(完全wánquán)、中国語(汉语hànyǔ)に接しない(不接触bùjiēchù)ことです。

    中国語ノイローゼになってしまったときは、「期間を設けて中国語から離れる」のがいいでしょう。もちろん中国語の勉強をまた新鮮な気持ちで続けるためにそうするのです。

    中国語に全く触れない期間は3日でもいいでしょうし、症状がきついなら1週間ほどとることもできます。しばらく中国語から離れ、少しリフレッシュしてから中国語をまた耳にすれば、新鮮な気持ちで勉強することができます。

    勉強しない期間何をする?

    では3日~1週間全く中国語の勉強をしない期間は何をすればいいのでしょうか?

    「日本語を使って」(用日语yòngrìyǔ)「中国の文化や歴史」(中国的文化和历史zhōngguó de wénhuàhélìshǐ)を「勉強する」(学习xuéxí)といいでしょう。

    何千年にもわたる中国の歴史を漫画で読んだり、近代中国を扱った映画を見たり、小説を読むこともできます。中国語には触れませんが、日本語で中国というものに接すると、中国人の精神や考え方を吸収する助けになるのでしょう。

    中国語は段階的に成長する

    最後に中国語を勉強するモチベーションを維持するために必要なことに触れましょう。

    何か月も中国語を勉強したのに、「自分の中国語スキルは全く変化していない」と感じることはありませんか?ある人にとって中国語の勉強を辞めたくなるのは「自分の成長が感じられない」からなのです。

    でも中国語の勉強を続ける人にとって、それは単なる感情にすぎません。中国語というのはどのように成長するのか知っておきましょう。

    hànyǔ de jìnbùshìhǎoxiànglóutīyíyàng de

    汉语的进步是好像楼梯一样的。

    中国語の成長はまるで階段と同じ

    階段(楼梯lóutī)というのは、平らな面があり、直角に上がり、また平らの面となります。

    中国語の成長も同じなのです。しばらくは全く成長していないと感じる「平らな時期」を過ごしますが、ある日突然、直角に上がるかのようにレベルアップしたのを感じます。

    階段

    どのように中国語レベルの成長を感じるのか?

    自分の中国語レベルの成長をどう感じるのか?よくある例を上げましょう。中国出張になったサラリーマンは中国語を勉強して3か月の時に、ある中国語の会議に出席します。もちろん全く聞き取れません。

    それからもずっと中国語の勉強を続けますが自分では全く成長を感じません。気落ちしている状態が続きます。

    「自分は中国語を学ぶのには向いていないのか」と気落ちし続けて半年後、また中国語の定例会議に出席します。するとどうでしょう!半年前と比べて、明らかに中国語が耳に入ってくるのを感じます。

    さらに半年後の定例会議では、かなり聞き取れている自分に気づくかもしれません。

    このように言語というのは全く成長していないかのように感じても、ある時急にレベルアップしているのを感じるものなのです。

    学べる教訓

    このことから学べる教訓は何でしょうか?

    xuéxíhànyǔyàojiānchíbúxiè

    学习汉语要坚持不懈。

    中国語の勉強はたゆまない努力が必要

    坚持不懈jiānchíbúxiè)は不屈の精神を指す言葉で「何があってもやり遂げる」態度を表す言葉です。この態度が必要なのです。

    中国語を勉強したくなくなった時も、成長しないように感じたとしても、インターバルを置きながらあきらめずに続けましょう。

    「中国語を勉強しよう」と思った理由は??

    まずひとつ質問です。

    あなたが「中国語を勉強しよう」と思い立った理由は何でしょうか?

    「実は、中国にはあまり興味があるわけじゃないんだけど、仕事上の必要で仕方なく……」

    というビジネスパーソンの方も、多いのではないかと思います。

    いまや日本と中国の経済的な結びつきは、たとえ政情が大きく揺らごうとも、簡単には切り離せないほど強いものになっています。

    私たちの身の回りを見回せば、日用品や食料品などの生活必需品から、衣類、家電に至るまで、膨大な数の「Made in China」があふれています。

    多くの日本人ビジネスパーソンが、中国との貿易や現地での生産に関わり、これらの製品が日本に運ばれてきているのです。

    ですから、「仕事上の必要があって」中国語を勉強する方が多いのも当然のことです。

    そういった方々が身につけたいのは、「仕事ですぐに使える中国語」だと思います。

    仕事で忙しい方々ですから、勉強に費やせる時間も労力も限られています。

    何事も基本が大事、ではありますが、あまり悠長に発音練習や単語の暗記に時間をかけている余裕がないのが実情だと思います。

    学生時代とは勉強のスタイルを変えて、より効率的に中国語の会話力や、仕事で使えるコミュニケーション能力を磨いていかなければならないでしょう。

    ビジネスで活用できる中国語

    そうなると、「ビジネスで活用できる中国語」にピンポイントを当てた勉強がもっとも有効かと思います。

    shutterstock_131320319

    たとえば、

    「这种部件的原价是多少钱?」(この部品のコストはいくら?)

    「一个是三块」(一個3元(約36円)です)

    「能不能再便宜点儿?」(もうちょっと安くならない?)

    こういった会話、製造現場や営業部門の価格交渉などでは、頻繁に交わされますよね。

    羅列された漢字を見て、「難しい!」「とても覚えられない!」と思われるかもしれません。

    でも、文章を一語一語に区切って見てみれば、それほど難しくはありません。

    また、決まった単語をいくつか覚えて、状況に合わせて組み合わせるだけで、幅広く応用できますし、慣れてしまえば、いちいち通訳を呼ばなくても欲しい情報をすぐに引き出せたり、価格交渉をまとめることもできるので、一刻を争うビジネスの世界では、たいへん有用だと思います。

    「中国語は覚えなきゃ。でも、仕事で忙しくて時間もないし、勉強からは遠ざかっているし、できるかなぁ……」

    と、はじめの一歩を踏み出せずにいる方、心配は無用です。

    「すぐに使える中国語、必要な中国語をピンポイントで学習していく」

    「実際に使う仕事上の場面を思い描きながら学習していく」

    このように的を絞って学習すれば、おのずとやるべきこと、やらなくてもいいことがはっきりして、学習の効率も格段に良くなると思います。

    また、仕事上の他のスキル、たとえば、営業マンの交渉術や生産部門の開発技術などと同じように、「本当に必要で、すぐに役立つスキル」としての中国語なら、スポンジが水を吸い込むように、すぐに身につくことと思います。

    まずは気軽な気持ちで、はじめの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

    今すぐ中国語を学ぶなら!カフェでのマンツーマンレッスン60分わずか3000円!

    今すぐ、無料体験を申込む

    この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます