中国語のあいさつ完全ガイド:基本からローカル表現までマスターしよう!

    1. 中国語挨拶・あいさつ

    中国語のあいさつ完全ガイド:基本からローカル表現までマスターしよう!

    四つの声調がある中国語の発音

    日本語は発音の変化が高低二つしかないので、四つの声調がある中国語の発音には苦労する人が少なくありません。

    欧米人のように漢字で苦労することは少ない日本人にとって、中国語学習の最大の関門と言ってもよいでしょう。

    中国語の「こんにちは」

    中国語で「こんにちは」は皆さんよくご存知の「你好」ですね。

    中国語を習ったことがない人も知っている言葉でしょう。

    この「你好」は、3声と3声の組み合わせによって前の語が2声の発音になる見本のようなものですね。

    私は中国語を習い始めた頃、2声や3声の発音が判りにくくなったとき、いつも心の中でニイハオとつぶやいていました。

    日本人には2声と3声の区別が難しく、慣れない日本人の中国語発音は3声が抜けたものになりがちです。

    テキストを音読しているだけではなかなか上達しませんから、1つの文を正しい発音で丸暗記し何度も繰り返して癖にする方が確実でしょう。

    さて、挨拶は日常生活の基本ですね。

      nǐ hǎo

    你好

    こんにちは

    zǎo shàng hǎo

    早上好。

    おはようございます

    wǎn shàng hǎo

    晚上好。

    こんばんわ

    などがご存知のように一般的な挨拶です。とはいえ、いつも同じ挨拶をするのもどんなものでしょうか。

    親しくなると、会話もワンパターンではつまらないですね。

    日本語でも同僚や仲の良い取引先の人なら「こんにちは」と言うより、「調子はどう?」などと言います。

    「まいど」というのも立派な挨拶ですね。

    中国語では、よく「ご飯食べた?」とか「景気はどうですか?」などと言います。

    chī fàn le ma

    吃饭了吗?

    ご飯たべた?

    chī le

    吃了。

    ええ

    まあ挨拶なので、実際に食べたかどうかは関係なく、食べたと応えるのが普通です。

    中国語の「儲かりまっか?」

    shēng yì hǎo ma

    生意好吗?

    景気はどうですか?

    「生意好吗?」は大阪の人が言う「儲かりまっか?」みたいな感じでしょうか。

    中国語の「ぼちぼちでんな」

    それに対しては

    hái kě yǐ

    还可以。

    まあまあです

    という感じで応えます。「ぼちぼちでんな」ってとこでしょうね。

    アジア系の若い男性と女性が隣り合って立っています。

    中国語の「お陰さんで」

    本当に景気がいい時は、ごまかすのも嫌味なので「お陰さんで」と言いますが、中国語でも

    tuō nín de fú

    托您的福。

    お陰さまで

    と応えます。中国人は商人気質なのか、大阪の人と同じような受け答えになっていますね。

    ただ、景気が悪い時の「さっぱりですわ」に該当する答えは中国語では言わないようです。

    中国の人は見栄っ張りですから。国が違い文化は違っても人の営みは変わりません

    異なる言葉であっても、同じような感覚で会話が成り立つこともあります。

    外国語の習得は、難しいわけではありませんね。毎日ちょっとした努力を積み重ねる根気があれば、あなたもきっと中国語会話ができるようになるでしょう。

    あいさつ言葉

    語学を勉強するとき、いちばん初めに習うのは「あいさつ言葉」ではないでしょうか?
    英語なら「Hello!」(こんにちは!)や「Hi!」(やあ!)、「Good bye」(さようなら)ですね。

     你好!(こんにちは!)

    さて、中国語はといえば、まず頭に浮かぶのは、

    你好!(こんにちは!)でしょう。

    「ニーハオ」と書けば、知らない方はまずいませんね。

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    再见!(さようなら)

    再见!(さようなら)=「ツァイチェン」も、よく知られている中国語のあいさつ言葉ですね。

    では次に、「你好」の応用とも言えるあいさつ言葉をご紹介しましょう。

    你好吗?(お元気ですか?)

    先ほどの「你好」「吗?」という疑問詞がついた言葉です。たったそれだけで、ずいぶん意味が変わってしまいましたね。

    「你好」を分解してみると、

    「你」=あなた「好」=よい、”の意味になります。
    (「好」=好き、ではないので注意。日本語の「好き」は「喜欢」や「爱」になります)
    直訳すると、 「あなたは(調子が)よいですか?」 という意味になり、これを自然なあいさつにすると、 「お元気ですか?」
    となるわけです。

    これに対する答えとしては、

    「还好」や「还可以」

    (どちらも「まあまあです」)”

    がよく使われます。 「还~」には「まだ~」の意味があり、この場合は「絶好調ではないにしても(いいよ)」というニュアンスになります。

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    「你好」の変形

    「你好」の変形として、以下の2つも合わせて覚えておきましょう。

    早上好!(おはよう!) 晚上好!(こんばんは!)

    それぞれ「你」の部分が変わっていますね。

    構造的にはとてもシンプルで、

    「早上」=「朝」

    「晚上」=「夜」

    と、それぞれあいさつの時間帯を表しています。

    「再见」の変形

    同じように、「再见」の変形も見てみましょう。

    明天见!   (また明日!) 下星期见!(また来週!)

    「见」「会う」の意味になります。

    (日本語の「見る」はふつう「看」を使います) その前に「明天」(明日)や「下星期」(来週)など日時を表す単語を置くことで、「また~に会いましょう」というあいさつ言葉になるのです。

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    中国語の基本的なあいさつ言葉

    以上のように、中国語の基本的なあいさつ言葉は、いたってシンプルな構造のものが
    多いです。ポイントは、「好」「见」など核となる単語に、時間や日時を表す単語を組み合わせることです。

    上記に紹介したもの以外にも、さまざまなあいさつ言葉がありますので、辞書などで調べて、応用範囲を広げていってください。

    私たちの頭の中にはたくさんの言葉の引き出しがあります。単語の引き出し、

    文法の引き出し、文章の引き出し…….

    けれども、3年以上中国語を勉強したにもかかわらず、突然誰かに中国語で質問される
    と簡単な答えさえすぐに出てこない理由は何でしょうか?

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    コミュニケーションは卓球のように、「打っては返し、返しては打つ」をリズミカルにわなければいけません。

    簡単な単語一つでもすぐに答えられると会話がグンと楽しくなります。

    今まで単語や文法の引き出しからパズルのように一つ一つ探してははめ込もうとしていませんでしたか?これからはぜひ文章の引き出しを作ってみてください。
    「文章まるごと暗記」を実践していくうちに、いつのまにか口ごもらずリズミカルに

    会話している自分を発見するでしょう。

    関連リンク

     「こんにちは」「元気?」「最近どう?」など便利な中国語の30の挨拶表現 この記事では、日常会話でよく使われる30の中国語の挨拶表現について解説しています。基本的な挨拶から、もっと丁寧な言い回しやカジュアルな挨拶まで幅広く紹介されており、中国語初学者がマスターすべき表現が網羅されています。

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